※今回の投稿は下書きなしの一発投稿なのでかなり読みづらい記事かもしれません。ご了承を。

 

 (退団発表直後の内藤選手のポスト)


さて、また期間が開いたうえに緊急で書いている記事になります。現在執筆中の「イッテンニとイッテンヨンを繋いだもの、そして分かれ道は何だったのか」をすっ飛ばしてになりますが…こちらは月曜には完成させたいと思っています。

 

ということで表題でも予想つくかも知れませんが、オカダ選手退団の話です。

正直個人的には今年はないか、あってもドミニオン(6月大阪城ホール)後かなと予想していました。だから、サクラジェネシス(4月6日両国)でオカダがベルトを剥がす?それとも秋の両国で?といくつかの予想を立てていましたが、

 

え?1月で退団?マ?  

 

と正直テレワークで良かったというくらい変な声が出ましたよ。で、同時に「おいおいおい、また内藤さんのライバルいなくなっちゃうじゃないか」とちょっと不安に思ってしまったんですよ。ケニーが抜け、飯伏が抜け、ジェイが抜け、そしてオカダも抜け…確かにオカダが抜けて若手や中堅には壁が薄くなってチャンス到来となるかもしれませんが、このできごとが内藤さんのモチベーションダウンにならなければいいですけどね。

ここに関しては後篇で考察するので、一旦な別な話をします。

 

それに伴い、以降の参戦スケジュールと変更カードが発表されたわけですが、ちょっとこれに言いたいことがあるんですね。

それは「何故、最後はオカダvs内藤で締めないのか」

2月11日の大阪府立第一競技場(エディオンアリーナ第一)でオカダvs棚橋が組まれました。

これは2012年のレインメーカーショック完結編として組まれたカードだとは思いますが、この物語は「凱旋帰国直後のオカダが当時の絶対的エース棚橋を破った」という事件で完結しなかったからこそその後のドラマチックなライバルストーリーに繋がったわけです。


ちょうどこのタイミングでこの試合が新日本プロレスワールドに戻ってきたわけですが、



この棚橋vsオカダがメインの試合のセミに組まれたのは当時は本隊だった内藤とCHAOSのリーダー格だった中邑のスペシャルシングルマッチ。今回はその試合が組まれた経緯に関しては割愛しますが(結構面白い展開ではあったのでいずれ取り上げたいとは思っていますが)、内藤はその試合に勝利します(ただし、この試合の解説をしていた山﨑さんも指摘していましたが、中邑選手のテンションは明らかに下がっていた状態での勝利だったので消化不良な部分もあった)。そして一旦控室に戻り、メインの試合を見守ることになります。

 

で、棚橋が去り、勝利者インタビューを受けようとしたとき内藤が次期挑戦者に名乗りを上げるためにリングに上がりアピールすものの、オカダは顔じゃないと賺すようにレインメーカーポーズをして「お前は顔じゃない」いう表情で内藤を見ます。で、先にオカダと外道がリングを降りて残された内藤はマイクを握るわけです。

 

俺の、俺の20代でのIWGPヘビー級チャンピオンていう目標、もう時間はないですけど、必ずその目標を達成し、俺がチャンピオンとしてここ大阪に必ず戻ってきます。その時、その時、もし俺が不甲斐ない姿だったら、大きいブーイング、大ブーイングをしてください。ただし、俺がチャンピオンとして相応しい姿でここに戻ってきたときは、大、大内藤コールよろしくお願いします。

今日はこんな超満員のお客さんの前でプロレスできてすげぇ幸せでした。すげぇ興奮しました。今日は本当にありがとうございました。(原文ママ)

 

そして内藤は後押しされるような内藤コールの中、リングを降ります。これがいわゆる「大阪ブーイング」の始まりでもありました。今回はこの話題がメインではないので、サラッとだけ触れておきますが、この後大阪のみならず全国で彼に向けてのブーイングが長らく飛ぶことになります。(もちろん内藤コールもありましたが)ロスインゴ以降は徐々にブーイングから歓声に代わっていくわけではありますが、最後までブーイングが飛んでいたのが近畿地区の会場でした。その間もIWGP王者としてもしくはインターコンチネンタル王者として大阪大会に上がっていたにも関わらず。完全にブーイングが消えたのは2020.2.9のKENTA戦でしょうか。今はまだ新日本プロレスワールドには戻ってきていない試合ですが、興奮気味に野上アナが「かつて大ブーイングを浴びたこの大阪の地に大内藤コールが起きています」と言っていたのは印象に残っています。

 

さて、アフターレインメーカーショックの話に戻ります。

この内藤のマイクを受けて3月4日後楽園ホールの旗揚げ記念日での挑戦が決まります。この頃の内藤はまだオカダを格下扱いと思っていた部分があったようで、まだ前哨戦でも上から目線の発言が目立っていた気がします。

しかし、善戦はしたものの、オカダに敗北。ここからオカダと内藤の本格的なトップ争いが始まったといっても過言ではないでしょう。ただし、ここから約2年間内藤の迷走と怪我による長期離脱が重なりストーリーが停滞してしまうのですが…

 

(2月1日追記)

旗揚げ記念日の試合、新日本プロレスワールドでまた見れるようになりましたので、リンク貼っておきます。

内藤選手的にはこの試合は選手生命全体を通しても印象に残ってる試合であると明言してるので、見たことない人はこの機会に見ていただければと思います。


 

以上が簡単に振り返ってきましたが「レインメーカーショック」のその後の新たな物語の始まりでした。

 

やはり、私的にはこの12年間積み重ねてきた濃厚な歴史をどうしてもこのまま尻切れトンボ状態で終わらせて欲しくないという気持ちがあります。

とはいえ残されている時間はそんなにないし、仮に数年後オカダ選手が新日本マットを再び跨ぐことがあったとしてもその時内藤選手が万全のコンディションでいるかという保証は全くありません。

だからこそあと一試合、対戦を見たい。今日(23日)時点では内藤選手はオカダ選手に対する具体的なコメントは出していませんが、退団発表翌日に週刊プロレスの市川記者が取材したとXにポストしていたので今日の夜中には確認できるとは思いますが。

(注:ブログ更新日が24日にずれ込んでしまったので週プロ発売済みではありますが、下書きは23日の後楽園ホール大会前にしたので、まだ読んでいない状態での意見になります。なお、次の記事で読んだ後の見解は含めようと思います) 

 

では、現時点でもし、内藤選手がオカダ選手との「最後の」ロックアップを行うとしたらいつ、そしてどのようなシチュエーションが考えられるのか。

 

現在決定済みのカードは極力尊重したうえで以下のカードを予想しました。

 

①2月の後楽園大会初日または札幌2日目に鷹木選手、辻選手と組み、NEVER6人タッグ

(札幌で挑戦の場合はもともと予定されていたカードは旗揚げ記念日にスライド)
②3月の旗揚げ記念日でノンタイトルでスペシャルシングルマッチ、またはタッグマッチ
※その時点でオカダがまだNEVER6人タッグベルトを保持している場合はタイトルマッチの可能性もあり。
(パートナーは前述のとおり)


恐らくこの2パターンに絞られると思います。


ここで留意しないといけないのは、現在オカダ選手が2月参戦予定と発表されているのは大阪と札幌2DAYSのみ。

その他の大会については既に変更カードが発表済みです。増しては3月の旗揚げ記念日に及んではほぼ願望での推測です。

ただ、対戦相手が内藤選手であるならば、柔軟な態度を示すのではないだろうかと。

現時点ではオーカーン選手がオカダ選手に対戦を要求しているのでまだ変更もあり得そうですし。

 

次にじゃあ内藤選手はどのタイミングでオカダ選手に戦いを求めるのか。

これは3つのパターンを考えました。

 

①1月24日、オカダ組NEVER防衛後に挑戦表明
②2月11日の棚橋戦の後に対戦表明
(アフターレインメーカーショック再現という意味で)
③2月24日SANADA相手にIWGP世界ヘビー級王座防衛後のマイクでアピール

 

まあ、③は非常に確率低いと思っています。したがって①か②、大穴で東スポでアピールというのも考えましたが。

個人的にはNEVER6人タッグ挑戦が一番理想かな。最後の試合がタイトル戦というのもドラマチックでいいじゃないですか。

もし、挑戦なら2021年6月(内藤、SANADA、BUSHIvs石井、後藤、YOSHI-HASHI)以来だったと思うし、NEVERという名前が付くベルトを戴冠するならば2014年2月に石井選手にNEVER無差別級ベルトを取られた以来のことになりますが…

 

 

 

さて、ここまで長々と振り返りと今後の展開を思うままに書いてきましたが、最後にこれまでのオカダvs内藤で一番好きな試合について語ろうかと。

それは2022年2月20日に北海道立総合体育センターきたえーるで行われたIWGP世界ヘビー級選手権ですね。



https://watch.njpwworld.com/%E6%9C%80%E8%BF%91%E8%A6%8B%E3%81%9F%E3%82%82%E3%81%AE/details/36243?shw_ep=1



ちょうど旗揚げ記念日のタイトル戦から10年目の試合でした。約30分の試合の中にこれまでの二人の歴史が濃縮されていた見ごたえのある試合です。前哨戦は内藤選手が全勝した中で行われた試合でフルスロットル状態でのオカダ内藤戦という意味ではこれが最後だったと思います。もちろん新日本プロレスワールドで見れる試合なので見ていない人は是非とも見てほしいし、過去に見た人はお互いの歴史を振り返りながら見返すと確実に涙腺にくると思います。

 

では、またかよと思われても仕方ありませんが、後篇に続きます。後篇ではオカダ選手がいなくなることで内藤選手に課せられる団体の舵取り、そして世代交代、さらに外敵との闘いについて考察していこうと思います。ではSEE YOU NEXT!