(つづき)
中学1年の頃だったと思います、死後の世界のことが知りたくて父に尋ねました。
「お父さん、死んだらどうなるの?」父は「死んだらそれでおしまいだ。全てなくなってしまう。」というようなよくわからない回答をくれました。
そのとき、私は、「そうか、全てなくなるのか。きっと生まれる前の状態に戻るんだろうな。夜眠っているときの状態に近いのだろうな。」と思いました。
「でもそんな状態が永遠に続くなんていやだな、また、いつの日か生まれてきたいな。」とも思いました。
月日は流れ、不正脈が治った42歳の頃、1冊の本に出会いました。
本のタイトルは忘れましたが、「退行催眠」で前世を思いだし、行ったこともない国の言葉をしゃべり、生活していた土地のことを詳しく話したということが書かれていました。
そのとき、私は大切なことに気づいたのです。
そうだ、私は肉体ではない。肉体の中にいるけれど、目に見えない存在なんだ。
人間死ぬのは肉体だけで、私の本質「魂」は死なない。
全ての記憶は魂にあり、肉体には無い。
私はまたいつの日か生まれ変わることができる。
そして、30年前父に尋ねた疑問の解答を得ることができたのです。
その解答は、本に書いてあった訳ではなく、私のかすかな記憶を思い出したような感覚でした。
本で読んだ知識ではなく、自らの内に在った答えに到達したのです。
(つづく)