私は1950年6月生まれの60歳です。
太平洋戦争後のベビーブーム、いわゆる「団塊の世代」の翌々年の生まれです。

小中高校生のころは高度成長時代で、私も迷わず大学は工学部に入学しました。
汎用コンピューターが大企業や銀行に導入され始めたときでした。
私もコンピュータのソフトウエアに興味を抱き、金融機関のソフトウエア開発関連会社に入社いたしました。

それからは、バブルがはじけるまで、ひたすら企業戦士として戦い、出世競争に打ち勝つことが幸せをつかむことと信じて生活していました。

それはもう、私の中では「常識」でした。

40歳の頃、突然心臓の不整脈が出ました。
心臓の脈が10回に1回止まるのです。
脈が止まっている時間はせいぜい2秒でした。
しかし私にとっては恐怖の時間でした。
「このまま脈が止まったまま2度と動き出さなかったら死ぬだろうな」という思いが「死の恐怖」を自覚したときでした。

そのような時、「死んだら私はどうなるのだろう?」「私はなぜ生まれてきたのだろう?」「残りの人生をどう生きていけばよいのだろう?」という疑問が心の奥の方から湧き出てきたのです。

私は目覚めました。

そのときから、「生き方」「自己探求」を中心とした本を良く読むようになりました。
不正脈は西洋医学では治らないことを知り、「気功」を習い始めました。
気功を始めて数ヶ月で不整脈は完治しました。

私は子供の頃から理工系の考え方(目に見えるものしか信じられず、科学的に証明できないものは信じない)を持っていましたが、目に見えない世界、精神世界も存在することを感じられるようになったのです。

(つづく)