健康を守る4つの要素「食」「心」「動」「環」の提唱者は、佐藤成志先生という方です。

数十年にわたり、御茶ノ水クリニックで食事の指導をされた方です。
76歳の今も全くお元気で、日本全国を飛び回り、ご講演や食事の指導をされています。

本日は、「食」についてお話させていただきます。

健康を守るために最も重要なのは「食事」です。
食事の中でも最も大切なのが主食です。
もちろん無農薬の玄米が基本です。
しかも、主食と副食の割合は、主食6:副食4です。

最近の日本人はお米を食べなさ過ぎです。
特に若い女性は、「ごはんは太るからあまり食べない。」という間違った情報を信じている人が少なくありません。

私は1日2合弱の玄米を食べていますが、とても痩せています。
佐藤成志先生も、とてもスマートです。
ご飯は太るどころか、むしろとても理にかなったダイエット食であると確信しています。

たとえごはんを減らしても、高カロリーの肉や、甘いデザート、お菓子を食べていれば太るのは明らかです。

食事の基本は玄米菜食です。それに海藻、小魚、貝類が良いでしょう。
なぜ、この食事が健康に良いのでしょうか。
いくつかの理由がありますが、今日は2つの視点からお伝えしましょう。

①消化器官の構造と機能

人間の小腸と大腸は栄養素を吸収する上でとても大切な臓器です。
その、消化吸収機能をしっかり行うのが、消化酵素と腸内微生物です。
特に腸内微生物には整腸作用のある善玉菌と腐敗させ毒素を出す悪玉菌があります。

善玉菌のえさは食物繊維です。食物繊維が不足すると数が減少し、腸内は悪玉菌支配に変わります。

悪玉菌が好むのは肉、卵などの動物性食品です。
玄米や、野菜、海藻には食物繊維が多く含まれていますが、肉、卵には全く含まれていません。

腸内が善玉菌優勢でないと健康な体にはなれません。
このためにも、食物繊維が豊富な玄米菜食が有効なのです。

②歯の構成から観る「食性」

現代人の歯は上下合わせて28本。親知らずを含めると32本です。
切歯は中切歯、側切歯の2種類上下計8本あります。
犬歯は上下計4本。臼歯は計20本存在します。

切歯は野菜や果実を細かく切り刻むためにあります。
犬歯は肉を噛み砕くためにあります。
臼歯は穀物をすりつぶすためにあります。

臼歯が32本中20本と62%もあります。
切歯は25%、犬歯はわずか13%です。

歯の構成は人間の食べる食材の割合を示しています。
つまり、ごはんや、豆類などの穀物を60%以上、野菜や海藻を25%、魚介類を10%強食べるのが理想なのです。

ちなみに獣の肉しか食べないライオンの歯は、小さな門歯が9本のほかは全て犬歯で、臼歯はありません。


日本の外食産業のメニューの中心は「肉料理」です。
たまには肉料理もいいと思いますが、毎日続けて食べると「食性」のバランスを崩していくことになるでしょう。

玄米菜食が健康に良い理由、お分かりいただけましたでしょうか。