「健康」については、ほとんどの方に関心のあることで、
だれでもそれなりに知識はお持ちのようです。

世の中には、健康に関する情報が溢れています。
その気になれば多くの知識を得ることはむつかしいことではありません。

ただ、知識は断片的になりがちで、本当のことがわからない場合が多いのです。

例えば、健康長寿の地方として世界的に有名なコーカサス地方があります。
コーカサス地方はイラン北部の黒海とカスピ海にはさまれた地域です。
なぜ、この地方の人々が健康長寿なのか・・・一般的知識としては、
「この地方の人々は、毎日ヨーグルトを食べる習慣があるから」と
言われています。
だから、「ヨーグルトは健康に良い食品」と短絡的に考えるのはちょっと待ってください。

コーカサス地方で作られるヨーグルトは、
大自然の中で放牧されて自然の草を食べた牛から採れる牛乳を、
各家庭の独自の醗酵樽で、コーカサス地方の気候風土に合った乳酸菌などの微生物により作られます。

一方、スーパーで売られているヨーグルトはどうでしょうか。
狭い牛舎の中で、農薬のたっぷりかかった家畜飼料を食べた牛から
搾乳機で採られた牛乳を、工場に運びます。
工場では、130度の高温殺菌をしてから、特定の微生物を入れてヨーグルトを作り、
甘みを付けたり安定剤などの食品添加物を入れて造られます。

「ヨーグルトは健康に良い食品」と言うのは間違いではありませんが、より正確に言うなら、「健康によいヨーグルトもあれば、健康に良くないヨーグルトもある」ということができるでしょう。

今から30年ほど前に、お茶の水クリニックの森下敬一博士を中心とする調査団が、
世界の健康長寿地方の調査に行かれたそうです。
前述のコーカサス地方はもちろん、中国の新疆(しんきょう)ウイグル自治区など
数箇所を調査されました。

そこで分かった健康長寿の秘訣とは、
・穀物を中心に食べる(主食6割以上)
・1日1食か2食、しかも小食

いかがでしょうか。
どの地方も貧しく、食べ物が豊富にあるわけではありません。
1日1食主食だけで100歳を越えるお年寄りが元気に過ごしているのです。
これが真実なのです。

日本人に生活習慣病が多いのは、
明らかに「食べ過ぎ」が原因です。

ヨーグルトが健康によい食品であっても、
1日3食、毎回満腹状態の上に、さらにヨーグルトをお腹に入れても
健康に役立つとは到底思えません。


・満腹になるまで食べない。(腹八分)
・1日2食以下、間食をやめる。
・玄米中心、おかずを減らす。

健康長寿のためにできることから実践していきましょう。