睡眠不足が続くと健康に悪影響を及ぼすことはよく知られています。
また、徹夜のあと半日眠るなどの不規則な睡眠のとり方も健康によくありません。
一般的に、健康に良い睡眠のとり方は、「早寝早起き」、「深い眠り」の2点です。

 さて、睡眠とはなんでしょう。
人間はなぜ睡眠が必要なのでしょうか。
この疑問に現代科学はまだ答えを出せない段階にあります。

人は睡眠状態に入ると、五感で感じる一切の感覚がなくなり、記憶もありません。
睡眠は肉体、特に脳が疲れをとるために休息している状態だと説明する学者がいます。
ならば、五感に刺激を全く与えないような環境、暗闇で、無音でゆったりとくつろげるような場所にいれば、五感からの刺激がないために脳細胞は疲れないはずです。
そのような場所にいれば睡眠はとらなくても済むでしょうか。

残念ながらどんなにリラックスできる場所にいても、なにも疲れることをしなくても、一定時間起きていれば眠くなり、睡眠は必ず取るようになるのです。

また、朝の通勤電車の中で眠る人もかなりいます。
電車の中は明るいし、やかましいし、けっして寝心地はよくない場所なのに
眠っている方が多いです。

2時間ほど前に目覚めたばかりだというのに、もう脳細胞が睡眠を要求しているのでしょうか。

脳細胞が休息のため睡眠をとるという説は、このように矛盾が多く、
まったく見当違いです。
脳細胞はもちろん、人体のあらゆる細胞は睡眠中も活動しています。
そのため睡眠中であっても、酸素も栄養も必要となるため、
呼吸もし、心臓も動いているのです。

(明日に続きます)