五穀とは、米、麦、粟(アワ)、稗(ヒエ)、黍(キビ)を言います。
昔から日本人の主食として健康を守ってきた穀物の主役です。

それぞれに特徴がありますが、まとめて書きますとつぎのようなことが言えます。

・生命力が強く、痩せた土地、寒さ、干ばつなどにも強く育ちます。
 異常気象に比較的影響を受けにくく、非常用食糧として注目される穀物です。

・連作障害がありません。同じ畑に毎年同じ作物を植えても、よく育ちます。

・栄養素が豊富。それぞれ栄養素の特徴がありますが、
 でんぷん質のほかにタンパク質、ミネラル、ビタミンなどがぎっしり詰まった穀物です。

・五穀を適当に混ぜて(米6、麦、粟、稗、黍、各1づつ)食べますと、
 栄養のバランスも美味しさも理想的な主食になります。
 栄養的には、副食を必要としないほどです。
 玄米ごはんはもちもち感が不足していますが、他の穀物はもちもち感があります。

・常温での長期保存ができます。

五穀というのは、穀物の総称をいう言葉ととらえることもあるそうです。
実際、米、麦、粟、稗、黍、のほかにソバと豆(大豆、黒豆、あずき)を
加えたものを五穀ということもあるそうです。

これらの穀物は、植物の種です。
種は、生きたまま保存できます。
畑に蒔けば、芽を出し、成長していくのですから生きているのです。

しかも、一粒の種の中には、
芽を出し、光合成ができるようになるまでの栄養素とエネルギーが詰まっています。
さらに、その植物の全ての情報が種子に書き込まれているのです。

つまり、穀物(種子)を食べるということは、
その植物の全てを食べていることと同じだと言うことです。

ですから、米(玄米)だけでなく五穀もいっしょに炊いて主食として食べることは、
栄養を摂取する上においても、情報を取り入れる上においても優れているのです。

五穀を食べる時は、できる限り精製(精米などのように白くする)したり、
製粉したものを避けて、生きたままをいただくのがいいでしょう。

ソバやうどんもできるだけ直前に製粉したものを使ったほうがいいでしょう。
製粉した時点で生命が絶たれ、時間の経過と共にどんどん劣化していくからです。


さあ、健康食として最も大切な主食を五穀から摂りましょう。