昨日は、「動」についてお話させていただきました。

本日今回は、「環」についてお話します。


「環」とは、環境のことです。環境は、直接的、間接的に私たちの健康と深く関わっています。

直接的には、公害病があります。

水俣病や四日市ぜんそくは、ほとんどの方がご存知だと思います。


また、アスベスト、X線、農薬、化学薬品を取り扱う職業の方は、健康被害の危険度が高く、職業病にかかりやすくなります。


間接的なものとしては、フロンガスがあります。

フロンは直接的には健康に影響がないようですが、オゾン層を破壊し、有害紫外線量を増やす原因になっています。

そのために皮膚がんを発症する人が増えています。


健康を害するような環境というのは、すべて、人間の作り出した化学物質が原因です。

自然界には存在しない化学物質が環境を悪化させているのです。


それらの化学物質は、空気、水、食べ物を通して人の体内に取り込まれていきます。


健康を害する環境というのは、いま、私たちが暮らしている場所の環境だけではありません。


食べ物を作り出している田畑の環境が汚染されていれば、それを食べた人の体内も汚染されます。

また、牛、豚、鶏のえさを作っている環境が汚染されていれば、その肉や卵を食べたり、牛乳を飲んだりした人の体内も汚染されることは明らかです。


水俣病はチッソ水俣工場から排出された有機水銀が海を汚染し、その海に生息する魚介類を汚染しました。

その魚介類を食べた人が水俣病になったのです。


かつて、遠洋で捕れたマグロから水銀が検出されました。

水俣付近で育ったイワシなどをエサとしたためではないかと思われます。


農業で農薬を使うのは、人手をあまりかけずに作物ができるからです。

省力化により、作物のコストを下げ安く売るためです。


私たちは、農薬のおかげで作物を安く買うことができるようになりました。

しかし安くなった金額の何百倍ものお金を、医療費として出費しなくてはならなくなったのです。


この事実を知った以上、私たちは環境を元に戻すようにしていかなくてはなりません。

大気、海、湖川、田畑を化学物質で汚染するのはもう止めましょう。

そのためには、みんなが安い野菜を求めるのを止めて、無農薬の安全な野菜を買うようにすればいいのです。


農薬を使った野菜をだれも買わなくなったら、農薬は使われなくなります。