「色即是空」(しきそくぜくう)という言葉は、「般若心経」(はんにゃしんぎょう)という、お釈迦様が説いたとされるお経の中の言葉です。


これまで、「空」とは目に見えない「情報とエネルギーの世界」と説明してきました。


「情報とエネルギーの世界」をもう少し理解しやすいように説明しましょう。


コンピュータは、ハードウエアである物質「色」と、ソフトウエアとエネルギー(電気)があって機能するものです。

「ソフトウエアとエネルギー」は目に見えません。これが「空」にあたるのです。


万物は目に見える「色」(ハードウエア)と目に見えない「空」(ソフトウエアとエネルギー)から成り立っているのです。


コンピュータはキーボード入力をすると、情報処理され、ディスプレーに処理結果を出力します。

万物も同じように、外からの情報入力により、情報処理されて何らかの出力をしています。


たとえば、緑色の葉は、物質そのものが緑色なのではなく、光(可視光線)という情報を入力して、緑色の波長の光線だけを反射し他の波長の光線は吸収する機能を持ったプログラムが働き、緑色の光線を出力しているのです。


その証拠に、光の入力を遮断すると(暗闇では)緑色は出力されないので、色は見えません。


水が0度で氷になるのも、そのような機能のプログラムが働くからです。

私たちが観ている物質は、物質そのものではなく、出力された情報を観ているのです。

「色」を観ているようで実は「空」を見ているのです。

「空」を見て「色」を認識しているのです。


人間も、肉体である「色」と、心という「空」とそれを動かすエネルギーから成り立っています。


万物はコンピュータ、「色」(ハードウエア)と「空」(ソフトウエア・エネルギー)が表裏一体(色即是空)となったものです。