私たちが生きているこの世界は、多くの苦難が嵐のように吹き荒れています。

このような世界を「忍土」と言います。さまざまな苦難を「耐え忍ばなくてはならない世界」という意味です。

もちろん苦難だけではなく、楽しいこと嬉しいこともたくさんありますが、多くの人にとっては苦難の時が圧倒的に多いのです。

天国と呼ばれる歓びだけの世界でもなく、地獄と呼ばれる苦しみだけの世界でもない、その中間の世界が忍土です。

なぜ、この世界は忍土なのでしょうか。

私たちは、人間が作り出した人間社会の中で生きています。

この世界は結果の世界です。

この結果を作った原因は私たちの心で思うこと、行うことです。

全ての人が、それぞれ、心で思い行動した結果がこの世界を作ったのです。

人の心は闇と光が混在しています。煩悩で思い、行動したり、菩提心で思い、行動したりしています。

多くの場合、心の闇「煩悩」で思い、行動しているために、この世界は忍土となってしまっているのです。

忍土の自覚とは、「この世界は魂の成長をめざす訓練所、そのために心の闇が見えるように作り出した世界であることを自覚することです。」

それによって、心の闇を光に変えられたかどうか確認できる世界なのです。