分かっているようでいちばん分かっていないのが自分の心です。

昔から、今でも、修験者や雲水の方たちは荒行により自己探求を続けています。

禅定、瞑想も自己探求の1つの方法だと思います。

なぜ、自己探求(自分自身を知ること)は必要なのでしょうか。

私たちがこの世に生まれてきた目的は、使命を果たし、

魂を進化成長させるためだと考えます。

そのためには、まず、自分自身の魂の弱点を知るところから始めなければなりません。

魂の弱点は、心に現れ、心の想いが不都合な現実を生み出しています。

しかし、自分の心のくせを知ることは容易ではありません。

なぜなら、心の動き(想い・考え)は瞬時に起こることであり、

また、自分にとっては至極あたりまえの自然なものだからです。

自分の考えが心の癖から出てきているにもかかわらず、

他人も同じ考えをする(のが当然)と思い込んでいるのです。

ところが他人は全く別の考えをするのでそれが受け止められず、

反感を持つことになるのです。

では、自分の心の癖を知るには、座禅や荒行をしないとだめなのでしょうか。

高橋佳子先生は、心を心で掴むツールとして「止観シート」を用いる方法を

教えてくれます。

止観とは、心の状態を止まって観ることです。

怒りがこみ上げてきたとき、恥ずかしい思いをしたときなど

心が大きく動いた瞬間を写真に取ったように記憶し、

後で、そのときの心の状態を還り見てシートに記入していくのです。

これを続けているといつも同じ心の動き(癖)をしていることが見えてきます。

そして、その心の癖が不都合な現実を生み出していることも見えてきます。

こうして、荒行に寄らずとも自分の心の癖を掴むことが出来るようになります。

職場で、家庭で、人との会話の中から

自分の心の癖を掴む取り組みが出来るのです。

職場も、家庭も、魂を進化成長させるための道場なのです。