つづき


噛むことによって、どのような作用が起こるのでしょうか。

1.食べ物を細かく砕いたり、すりつぶしたりします。

2.唾液の分泌を促進します。

3.脳に刺激を与えて、食べ物の消化・吸収の準備をさせます。


1,2,3とも消化・吸収を促進するために必要なことです。

私たちの食べたものが全て消化・吸収されるためには、

まず、よく噛むことからはじめなければなりません。

よく噛まないで胃へ送ると、消化不良を起こし、

胃や腸に負担をかけることになります。


病気になったり、胃腸の調子が良くないとき、

おかゆなどの流動食を食べますが、

これは理にかなっていません。


胃腸が良くないからといっても歯が悪いわけではありません。

胃腸の調子が悪ければなおさら、よく噛んで食べるようにしなくてはなりません。

よく噛んで口の中でどろどろ状態の流動食を作るのです。


肝炎などの病気で、食べたものをよく戻してしまうことがありますが、

このような方たちも口の中で100回以上噛んで流動食を作るとよいのです。


なぜなら、食べ物は戻しても、

何もたべていないときの「唾液」はけっして戻さないのです。


唾液は食べ物を食べていなくても微量ですが分泌され、

胃に入っているのです。

しかし、自分の出す唾液を戻すことはありません。

ですから、食べ物を大量の唾液とともに流動食にして胃に送れば、

戻すことが少なくなるのです。


健康な人も、病気の人も1口50回以上

よく噛んで食べる習慣を身につけましょう。