人は誰もが、自分自身の「輝き」を持っています。

ほんとうの自分は輝く存在だと思います。

しかし、その輝きを自ら覆い隠すもうひとりの自分がいます。

光り輝く自分を「真我」、もうひとりの自分を「偽我」と呼ぶようです。

真我は、愛に満ち、混乱と破壊の現実を調和と創造の現実に変えていこうとする自分です。

偽我は、エゴの自分です。傲慢で、怠惰で、不満をつのらせ、人を責めたくなり、

被害者意識に囚われ、失敗したとき言い訳をしたり、他人のせいにします。

人がその価値を現すためには、それを覆い隠しているもう一人の自分を

発見するところからはじめなければなりません。

もうひとりの自分はごく自然に、あたりまえのように現れますから、

自分ではなかなか発見できないのです。

もう一人の自分を発見できたとき、ほんとうの自分が現れている時よりも、

もうひとりの自分が現れている時の方がはるかに多いことに気がつくのです。

ビジネスの世界には、能力主義とか成果主義という見方があります。

これは、仕事の処理能力や、仕事の成果に見合った報酬を支払うという

考え方から作られた制度ですが、

人の価値もそれで決めてしまうという弊害も起きるようです。

人の価値は「真我」にあります。

能力主義や成果主義に囚われていると、ほんとうの価値を見出せなくなってしまいます。

それでは本人にとっても、企業にとってもマイナスです。もったいないです。

子育てについても同じです。

親の言うことをよくきく子はいい子で、反発する子は悪い子でしょうか。

おそらく、いい子は親にとって「都合のいい子」であり、

悪い子は親にとって「都合の悪い子」ではないでしょうか。

子供が持っている光:「やさしさ」「社交性」「探究心」「冒険心」「発想力」など、

その子の内に輝くものを見出す目を持ちたいものです。