人は望まない現実に遭遇したとき、不安や恐怖の念を抱きます。

やや大きめの地震がきたとき、

「もっと揺れがひどくなり、物が倒れてきたらどうしよう」と恐怖を感じます。

勤め先が不景気で倒産するかも知れないと知ったとき、

職を失ったときのことを考えると不安になります。

人間は過去を思い、未来を想像する力を持っています。

遭遇した事態から、悲観的な未来しか想像できないとき、

不安と恐怖を抱くことになります。

しかし、想像した悲観的な未来は現実ではありません。

はたして、想像したとおりの未来が現実となるのでしょうか。

想像したよりも小さな現実になるかも知れません。

想像したよりも大きな事態になるかも知れません。

いずれにしましても、現実を受け止めることができないので、

不安と恐怖が広がります。

このためになにもできないでいるよりは、勇気をふりしぼって、

「現実の今を生きる」ことに心を集中させたほうが良いでしょう。

想像、不安、恐怖の連鎖を断ち切るには、「覚悟を決め、天に托身」することです。