母と義父は、同じ特養に入居しています。
まだ、2週間だけれど、ここは予約すれば面会ができます。

母が腸閉塞になって救急搬送されたのが今年の1月の終わりの頃、そこから、義父も腸閉塞が判明して入院したのが3月の初め。

2人とも大腸癌で、手術、そこから、母はリハビリ病院、老健、そして今回、特養へ。
義父は、手術後にせん妄がでて、精神科のある病院を経て、母と同じ老健に入り、そこから特養。

2人ともに、入院中に認知症も指摘され、2人での生活は難しいと医師にも言われ、現在に至ります。

いろんな事情もあって、母と義父は2人で40年以上も暮らしてきました。子どもと過ごすよりも長い年月です。
そして、2人で、これからも暮らすつもりが、初めて別々になってしまいました。
とにかく、2人をまた一緒に過ごさせてやりたい、その想いだけでアレコレ行動してきました。
そして、ようやく落ち着く事ができました。

母達の暮らす特養は、渋谷駅近く、とても綺麗な施設です。コロナで、部屋は見られていないけれど、2人とも、それぞれの個室に生活しながら、日中は一緒に過ごしたり、快適なようです。

何ヵ所か検討したけれど、決め手は、スタッフの方の親切であたたかい対応。それは、間違っていなかったと思っています。

そして、コロナ、コロナの大変な今、守られた環境にある事は、とっても、ありがたい事です。
食事の心配もなく、いつもスタッフの皆さまが、見守ってくださっています。



激動の半年でしたが、それぞれの病院や、老健のソーシャルワーカーの方に支えられて、ホントに有り難かった。2人を一緒の場所で生活させてやりたいという願いを、よく聞き届けてくださいました。特に、義父は、せん妄から自傷行為もあり、施設の方々の理解がなかったら、別々のままになるところでした。
残りが何十年ある2人ではないので、せめて、一緒にと、それだけが願いでしたから。

昨日は、お祭りがあったらしく、唐揚げや、焼きそばをたくさん食べて、お菓子ももらったと、その食べかけのカッパえびせんを、持ち歩いている義父には笑えましたびっくり

2人とも、いつも、「アンパンを持ってきて❣️」と言います。ヒカリエあたりをまわって、3種のアンパンをゲット。
他にも、好きそうなものを持って行きます。

しっかりと、いろいろ力になってくれた親は、だんだん子どものようになりました。

行ったとたんに、「次は、いつ?」と聞きます。
シールド越し、短時間でも、会えるのは幸せです。
そして、2人とも、笑顔でいます。
悩まなかったわけじゃないけれど、今の環境は、最善だと思えます。何よりも、安心に暮らせる幸せがあります。

コロナが終息したら、2人を連れて散歩したり、温泉にも連れて行ってあげたい。

近くで見つけた、素敵なカフェでお茶をしました。
ここにも連れてきてあげたいし、買い物にも連れて行ってあげたい。

何よりも、大病した2人の笑顔を、たくさん見たい!

早く、2人とお散歩に行ける日がきますように❣️