牛乳 紅茶 ビーフジャーキー チーズ 米 バター 塩
モンゴルのミルクティーの材料。
驚きの品揃えだ。
モンゴルの人が作ったミルクティーを飲んだ。
見た目はミルクティーそのもの、味は、少し、しょっぱくて、旨味あり、意外とすっきりとしていた。
冷たいのと、温かいのと一杯づつ、私は温かいのが好みだ。
生まれて初めての味だった。
「日本人の味噌汁みたいなもの」と聞いて納得。
モンゴルのことを何も知らない。
内モンゴル自治区出身の彼とモンゴルのウランバートル出身の彼女に、民族の歴史や、文字・言語の変遷を聞いた。
何も知らない自分を恥じるとともに、私は彼らのように母国の歴史を語れるか自問していた。
世界の中の日本を知らなすぎる。
清 満州 毛沢東 蒋介石 中華民国 ウイグル ・・・
単語一つ一つを日本と結び付けて考える。
彼らが今、私の目の前にいる現実。
遠い国に生まれた私たちが、今日ここで出会えたことは何かしら意味がありそうだ。
なぜだろう、気持ちが沸き立つ。