こどもを 社会全体で育てるために

地域の人たちが、花壇など環境整備を行ったり、図書の読み聞かせなど、さまざまな活動やお手伝いをし関わっていく。

子どもの負の課題を解決するのではなく、「夢」を語り実現に向かう。

意見でなく、提案をしていく。

常に前向きで明るい方へ物事を考えていく。

子どもが大人になって「困った人がいたら手を差し伸べる人」に育っていたら、それはその地域の人の姿。

いろいろな気付きをいただいた。

 

興味深いのは、「いってらっしゃい運動」

ただ10分間、朝、自宅の前に立って、「いってらっしゃーい!」と声をかけ手を振るだけ。

こんなボランティアをしている地域があるのだ。

横断歩道の旗振りのように「登下校の安全」を目に見える形で行うわけではない。

でも、心にしっかり安心感を根差すのではないだろうか。

 

私は小学4年生の時引っ越してきた。

一人で心細く登校するとき、毎朝一人のおじいさんが声をかけてくれた。

私の苗字が珍しいけど、出身はここらかな?なんて当ててみたり、

リコーダーがランドセルにささっているのを見て、今日は音楽があるんだね、とひとこと。

 

私はそのおじいさんの笑顔を覚えている。

毎朝、同じところに立っていてくれた。

私の存在を知っていてくれる人がいるというのは、今思えば心強かった。

 

私も誰かのそんな存在になれたらいいと思う。

早速、地域の小学校と中学校の情報を調べてみた。