商社マンなりに新ビジネスを模索するブログ
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年賀状で思う

俺はほとんどもらわないし、自ら書くこともない。
取引先にもほとんど出すことはなく、まああるとすれば
取引先という関係を超えた人にだけだが、そんなことは
基本的にないと言っていい。


正直、挨拶をしたければ電話したり会いにいけばいいと
思うし、こんなもののために悩んだり時間使ったり
する必要はないと思っている。


しかし、俺みたいな人が増えてしまうと郵政公社に
とっては非常にまずい。

http://www.japanpost.jp/ir/pdf/disclosure_06y/05.pdf

郵政公社のディスクロ資料を読めばわかるが、普通郵便
局・特定郵便局・簡易郵便局を含めた引受取扱数は
年間で約240億通である。このうち、年賀状は30億通
以上、すなわち数で言えば全体の13%程度を占めている。
はがきだけに絞れば、はがきの5割近くは年賀状用
に使われているのがわかる。当然、この集配業務は
年末の数日間のみに集中するので、郵便局にかかる業務
負荷の意味では上の数字以上に重要なポジションを占め
ているのは明白である。



一方、年賀状需要は年々3%以上の勢いで減少しつつある。
これが続けば、郵政公社の収入面はもちろん、ピーク時
を想定して雇用されている人件費にもメスが入らざるを
得ないだろう。

このようにマクロ的な視点からも、俺の筆不精さを肯定
したい次第である。

また時事問題

フセインの死刑が執行された。この時期での執行は、個人的には、2つの
意味で失敗だったと思う。


1.内戦を継続するための余計なネタが増えた。
2.過去のフセイン統治時代を検証するための材料がなくなってしまった。


まず最初に考えなければいけないのが、いまイラクでやるべきことは「内戦
の沈静化」であるということである。現在の、日に百人単位の人間が
死んでいるような環境で政治を考えろというのは無理である。


現在の争いは、ここ数十年フセイン統治によって表立っていなかった過去
の民族同士の争いが表面化し、復讐・そのまた復讐の連鎖になってしまっ
ているものである。この状況では、アメリカに捕らわれ、徐々に過去の人と
なりつつあったフセイン氏はほとんど現実世界に影響力を持っておらず、
彼個人はただの過去のシンボル的存在になっていた。その意味で、
太平洋戦争直後の昭和天皇の持っていた影響力と似たような状態で
あった、と思う。


ということはすなわち、彼をいま殺すメリットはそれほどなかったということ
である。もちろん生かしておいたとして内戦が沈静化するわけではないの
だが、とりあえず牢屋にでも入れておけば彼の影響力はどんどん薄まり、
存在自体がfocal pointから外れていったはずである。処刑はそれからで
も遅くなかっただろう。


しかし、彼が処刑されてしまったことで、復讐のネタが余計に増えてしま
った。いま現在では「フセインに捧ぐ」的なテロはまだ確認されていないが、
今後フセイントリビュート版自爆は確実に発生してくるだろう。この点で、
このタイミングでの処刑は確実にマイナスだったと思う。


その上、仮に内戦が継続したとしても中断できたとしても、過去の時代
を検証する作業は必要になってきたはずである。復讐の連鎖のスタート
は彼の時代にはじまったものではないのだが、彼の時代は世界から見え
なくなってしまっていた部分が相当あり、これを調査し、今後同様の
事例が再発しないよう生かすこともできたと思う。今回、ここで過去の
重要な証人を失ってしまったのは惜しすぎると思う。

たまには時事問題でも書いてみる

北朝鮮の核問題について。

・アメリカの危機感は依然なんとなく薄いように思う。
 やはり遠い国のことでしかないのか。インドには
 核保有を許し、イランや北朝鮮はダメというダブル
 スタンダード自体は個人的にはどうしょうもない
 のかもと思うが、それならせめて、こっからこっちの
 国はダメ~、という納得感のある線引きを考えて
 ほしい。それができないうちは他人の核保有を
 律することはできないと思う。

・中国の動きには期待している。個人的に好きな国では
 ないが、この局面ではやはり影響力は大きい。

・日本のニュースでは報道は盛んだが、「なんてひどいこと
 をするんでしょうあの国は。バカねえ」という井戸端
 批評の域を出ていない。事態はもっと逼迫している。
 東アジアに位置する国としては、北朝鮮の現体制が
 崩壊した可能性を十分考慮に入れて対策を練りたい。
 少なくとも中韓はそれをやっている。

寄付してるぜ

大した金額でもないのだが、南米はハイチの子供に月々
送金していたりする。まあ白木屋で飲んでもお釣りは
来ないくらいの金額で、俺の「社会貢献してやってるぜ」
欲求を満たすにはちょうどよいくらいの活動ではある。


たまにノートやら鉛筆やらも送ってみてるのだが、正直
モノを送るのはけっこうめんどくさい。手で封筒に詰め
なければならんし、郵送なんでポストにいれるにしても
いくらの切手を貼ったらいいか分からんし、もうちょっと
ラクに、例えば現地で適当なものを見繕って送ってくれる
とかしてくれるとありがたいと思う。


そういえばそのへんの煩雑さをカバーしていたのが
「ベルマーク」だった気がするのだが、あれはまだ
やってるのだろうか。と思って検索したら昔のまま
まだやってるらしい。
http://www.bellmark.or.jp/index.html

しかしこれはこれで今どき手でベルマークを集めさせる
ってのはどうなんだろう。小学生に勉強目的でやらせる
ならわかるが、いい大人がマヨネーズの袋を切り刻んでる
姿は21世紀ではちょっと想像できない。せめてもう
ちょっと携帯とかネットとか駆使できないのだろうか。


そういや「ワンクリック寄付」みたいなのもあるが、
あれも1日にクリックできる回数が制限されていたり
して実効性に乏しい。


もっと気軽に、かつ一回仕組みに入ったら自動的にポツポツ
取られて行く式の寄付システムを考えてみたい。これも
ちょっと金儲けにつながりそうではあるけど。

データ収集

大企業で仕事をしていると、「担当している分野のこの情報を報告
してください」なんて指令がよくあるが、めんどくさい思いをして
それなりのデータを提出しても、そのデータが何の役に立つのか、
正直分からないことが多い。


これは、データ収集している側がなぜそのデータを集めたいのか、
自分でもわからずにやっているためで、そうなると結局データは
集まっても so what? で終わってしまう。


要はデータを集めるからには まずその前に何らかの仮説を設定
して、データをもって仮説を証明し、また証明されればどうすれば
いいのかを考えてからやるべきなのだが、このプロセスを踏んで
ないからただのデータ馬鹿になってしまっているのである。


たとえば「うちの社員は平均より太ってるはずだ」 と考えて
全員の体重を聞いて 「ほーらやっぱり太ってました」 と
言っても何の意味もない。 
「酒ばっか飲むから太ってるのだ、だからみんなに酒を
控えさせなければいけない」 という仮説を立て、酒量と
体重のデータを取ってその相関関係を証明し、実際に
酒をやめさせるアクションまで考えてこそデータ収集の
意味がある。


そんなこんなですから我が社の皆さん、目的意識のない
社内報告はやめさせてください。

ATMでなんとかビジネスできないか その2

そういえばこのテーマを放置していたのでこっちも終わらせ
たい。
前回はこれ。
http://ameblo.jp/horikosu/entry-10017316361.html

利用者がATMから預金をおろすのに(時間外・他行引き出し
などで)手数料がかかる名目は、「ATMの運営維持には一定の
コストがかかるため」というものだが、これには次の2点で納得
できない。

(1)なぜ夜間引き出しなどの、あくまで一部の利用者
にのみコストを転嫁するのか
(2)そもそもこのコストは利用者から徴収するのが適正
なのか


(1)
コストを利用者に転嫁するのであれば、高速道路の通行料
などのように、利用者全員から均等に取るのが当たり前だし、
納得感が得られやすいはずである。時間外利用者だけから
コストを取りますという理屈は、コストの転嫁というより
ペナルティを設けているだけである。
ATMの利用にはいつでも一律に5円の手数料がかかります
とした方がずっと分かりやすい。

(2)
ATMの運営維持にコストが発生するのは分かるが、これを
利用者から取らなければいけない理屈はどこにもない。
コストは銀行の損益計算書の中で経費とすればそれでおわり
なはずである。
どうしてもこのコストが巨額すぎて銀行単体では負担できない
というのなら、視点を変えてこういうのはどうだろうか。誰から
金を取るべきか、という点で発想を転換してみる。

● CM on ATM
ATMをひとつの広告媒体として、他企業に開放する。で、
広告料収入でコストをチャラにする。
引き出しやなんかの際には毎回10秒程度の待ち時間があり、
これを漫然と消化してしまうのはもったいない。10秒あれば
テレビCMなみの広告ができる。
例えば、金をおろした後に行くはずの、飲食系やデパート
なんかのCMなどが向くはずだ。
もっと考えれば、1回でポーンと20万円くらいおろした人
には高級レストランを、1回に3千円しかおろしてない学生
には白木屋の広告を見せることも十分可能。
やりすぎると個人情報管理なんとかに触れてしまいそう
だが、いずれにせよ広告媒体としての可能性は限りなく
高いと思う。


現在の手数料には消費税まで発生しているわけで、
なぜ消費税まで取られるのかというとこれは銀行が
「夜間引き出し=銀行が提供しているサービスのひとつ」
として認識しているからだが、利用者はこの機能を
サービスとは全く感じていないところにギャップがある。
サービスと思われていない以上、その機能に対価を
求めてもムダだ。新たな価値を生まなければ
利用者はついてこない。

アートビジネスの続きの続きの4回目

また間隔が空いてしまった。こちらが前回。ずっとテーマがこれなので、もうちょっとで最後にしたい。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=213421979&owner_id=877354

あと前回おススメしたサイトも再掲。
http://www.tagboat.com/contents/index.htm

このサイトが革新的なのは、ただ一点、明朗会計を実現しようと
している点である。繰り返しになるが「置き物系」アートの世界
では、
・映像や音楽のように大量再生産ができない → 
・一個の商品の売却代金でしか(あとは個展の入場料くらか
 ?)生産者に還元ができない →
・商品の相当高くしないと作家がやっていけない →
・いきおい、価格は買い手との相対交渉になるので第三者
 からは体系がわかりにくくなる
という構造がある。このサイトで売られているのはリトグラフ
などある程度は再生産が聞くものがメインではあるが、価格を
目に見える形で提示したことは革新的と言えると思う。


こうなれば、さらにこういうこともできるんじゃないかと思う。

(1)レンタルにしてしまう。
そもそも絵を「買って永遠に保有する」必要はないわけである。
現行のスキームでは、一度買ったら高いし、いらなくても売る
場所もないため、買ったらずっと持っておくことが前提になって
いるが、入れ墨じゃないんだから途中で気分が変わって別のもの
がほしいこともあるはずだ。よって、単なる期間貸しにしてしま
う。これで手に入れるときの導入費用はぐっと下がるし、いらな
ければ返せばいい。ずっと持っていたい人用にはリースを用意
してもいいだろう。だいたい絵がほしい人は作品を大事に扱う
はずなので、返却時にボロボロになってるリスクは低く、保険料
もそんなに要らないはずだ。
ここで重要なのは、レンタルシステムの方が市場へのフィード
バックがしやすいという点である。一つの商品を売ってしまった
ら取引は1回しかないが、レンタルにすることによって取引回数
を増やすことができ、人気ランキング的なものを作ったり、割引

キャンペーンなどを行ったり、応用が利きやすくなるわけであ
る。

(2)ポイント制にしてしまう。
美術館に行って思ったのは、美術館によく行く人というのは
相当にアートへの意識が高い人たちであり、いわば上得意客
であるのに、一見さんと全く同じ扱いを受けているという
点である。これはもったいない。
で、ポイント制を導入する。要は美術館に行くなどの「アート
的な行動」に対し、ポイントで報いるのである。簡単に言えば
アート・マイル方式である。例えば全国どこかの美術館に行けば
マイルがたまり、これを(1)のレンタルで使うことができるように
する。また、マイル会員用の特典、例えば美術館にスタバ風?の
特別ラウンジを設けたり、会員専用のHPから美術館に要望・
クレームをつけたりできるようにする。
ある程度「アート・マイル」のブランディングが軌道に乗れば、
去年ホワイトバンドがあのメッセージ性で成功したのと同様、
「あのマイルを持っている人たちはちょっとカッコいい」
というイメージを植えることもできるはず。そうなれば1大
コミュニティが形成でき、このコミュニティに対してマーケ
ティングを集中したり、よいフィードバックを得たりするような
ことも可能になる。

まだまだあるが、長くなるのでまたにします。次でこのアイ
ディアへの自己評価を行いつつ、最後にしたいかと。

アートビジネスの続きの続き

ちょっと間隔が空いてしまったが、この続きを。
前回まではこちら。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=205853597&owner_id=877354

前回、現行のアートビズ(ここでは特に絵画、彫刻などの
置き物系アートマーケットを主眼とする)には

(1)メディアとしての機能がいまいち。情報発信能力が低い。
(2)流通・価格決定プロセスが素人にはわかりにくい。

ことを指摘した。この原因は前々回も触れた通り、
『音楽、映像のマーケットと比較して、「色々な原因」のために
 マーケットの中におけるトランザクション(取引)数が
 絶対的に不足しており、結果的にマーケットが不活性である』
のが根本原因であると思っている。

で、この「色々な原因」というのをあえて分解してみると
主に2つであると思う。

・物理的な理由。商品の複製&運搬コストが高いため。また、
 置いておくスペースが必要なため。
・価格が比較的高く、そもそも売買に参加できるプレーヤー
 が少ないため(取引が少ないので価格が高いのか、価格が
 高いので取引が少ないのかという議論はさておいて)。

簡単に言えば、本当はたくさんの絵を身近に楽しみたくても、
そんなスペースや金銭的余裕があるのは金持ちだけで、
貧乏人はせいぜい画集でも買って大人しくしてなさい
というのが現在のアートマーケットなのである。

では、これはどうにも解決できないのか?
ひとつだけ簡単なソリューションがあるのでこれはまた次回。

ちなみにこの↓サイトは、アートマーケットを変えようと
努力している数少ないサイトのひとつです。
http://www.tagboat.com/contents/index.htm

次回はこのサイトのアイディアに、さらに堀越なりの
+アルファを加えてみます。

ATMでなんとかビジネスできないか その1




マイミクさんの日記で、銀行のATMで手数料を支払うことの

問題が書いてあったので、これに関して考察してみた。





最近では、東京スター銀行が従来タダにしていた「他行

引き出し手数料(たとえば三井住友に口座がある人が

東京スターのATMでおろしても手数料タダ)」の

中止を余儀なくされたことが話題になっている。

http://www.j-cast.com/2006/08/29002735.html






これに対する銀行関係者の話として、こんな記事も出ている。

これも抜粋。



「例えば三菱UFJの顧客が東京スターのATMを利用した

場合、顧客の手数料はタダですが、三菱UFJは105円の

手数料を東京スターに支払っています。つまり、通常は顧客

が105円、さらに銀行も105円の手数料を払っている。

東京スターは、ATMを頻繁に利用してもらうことで、

銀行間手数料を稼ごうという狙いです。それに対してメガ

バンクは、東京スターだけがボロ儲けするのが許せない。

ATMのネットワークは、相互補完の関係なので、支払う

手数料と、入ってくる手数料がほぼ同額です。しかし、

自行の顧客が東京スターのATMばかり利用すると、

支払う手数料ばかり増えてしまいます」





まずおどろくのは、他行でおろした場合の手数料は

個人が銀行に払う一方、銀行が銀行に払う分もある

という事実である。これは知らなかった。



次に、ここで言われている東京スターの戦略だが、要約すると



「他行の個人顧客からの手数料収入をあきらめる一方で

それら他行客とのトランザクションを増やし、最終手取り

収入を増やす」



というものであり、要は単価を下げるかわりに

取引の数をとったわけでる。「メガバンクは東京スターが

ぼろ儲けするのが許せない」と言うが、東京スターの戦略では

他行からの客が思うように集まらなければ単価は下がるわ

客は来ないわでさんざんな結果になったはずであり、東京

スターからしてみれば、リスクをとった結果もうかっている

だけである。しかも自前のATMが少ない東京スターにしてみれば

この戦略は大きな賭けだっただろう。関係者の当初の苦労と、

このニュースを聞いたときの落胆がしのばれます。





さて、このニュースに関する考察はこのくらいにして、続きは

また。そもそもなぜATMを使って手数料を払わなければ

いけないかという問題に戻ってみたい。

タイミングは一致するがベクトルは一致しない

転換期である。
個人としてもそうだし、現在の会社で担当する30年にも
わたるプロジェクトも、これまた転換期を迎えている。

たまたま個人と仕事の転換期のタイミングが重なること
自体は悪いことではなく、我が人生波乱万丈という感じ
でよいだろう。

しかしそれぞれの転換のベクトルは全く異なる。個人的な
転換の方は発散方向であり、プロジェクトは収束方向である。
要は、2つの環境の間にあって、自分のメンタルをいい
コンディションに保つのが難しい状況になっている。

勝負所である。楽しいじゃないの。
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