最近の通信技術の発達はすばらしいと思います。
以前なら、双方向の通信と言えば電話くらいのものでした。
さらにそれ以前ですと、手紙だったかと思います。
もちろん、直接会って話をするというのが、今も昔も一番の手段だと思いますが、なかなか相手と時間が合わなかったりすると、ついつい時間が経ってしまうものです。

昔、ポケベルというものがあって、それで双方向通信ができないかともがいていた頃がありました。
ほんの短いメッセージというか、初めの頃は数字しか打てなかったから、4649でよろしく!という意味だとかやってましたが、情報としてはほんの少しのことしか伝えられず、結局あっけなくこの世から消えていってしまいました。

電子メールが発達してきて、今でも普通に使うようになりましたが、これも手紙の電子版であり、記録が残る点では便利ですが、同時での双方向になかなかならないもどかしさがあります。
たとえば、僕はあるアーティストに取り置きのお願いメールを送ったのですが、返事がこない・・・。
忙しいからなのか、通信上の問題が発生したのか、見落としたのか、嫌がられているのか・・・、さっぱり分かりません。
こんなことが数回あると、信用の問題になってしまいます。
だから、個人的には電子メールはよく使いますが、あまり好きではありません。

ブログが大いにもてはやされたことがあります。
僕も、このブログを2007年5月から始めてますから、自分自身でよく続くなぁ・・・、と感心しています。
このブログやMixiの日記の機能はよく似ていると思いますが、いずれもコメントを受け付けられるようになっています。
このコメントに対して返事を打たない人がいます。
僕もいくつかは打ち忘れてしまっているものがあると思いますが、基本的には遅くなっても打とうと努めています。
アーティストとかで、自分をもっと知ってほしい、と考えている人達の中にも返事を打たない人がいます。
これって、やる気あるのかな?って思わざるを得ないところです。
大したコメントでなくても、相手はコメントしようと思ったからコメントしている訳で、それに対して返事をしないというのは、私は私の道を歩みますから放っておいて下さい、と言っているのと同じだと思わざるを得ません。
真希ちゃんのように全国区になってしまうと、打ちたくても打つだけの時間的余裕がない、という問題に直面してしまいますから、仕方ないかな?と思いますが、こじんまりとやっている人達は、もっと自分をアピールすべきじゃないかな?って思います。
僕はインディーズの世界を見て、こんなにステキなアーティストが大きな花を咲かせることなく時間の渦に巻き込まれていっているのか・・・、とビックリしました。
そんな中での活動なのだから、本気じゃなければ返事しなくていいですが、そんな人達のライブに行ったところで、何も伝わってきませんし、こちらも受け取りたくない、という気持ちになってしまいます。
僕自身、あるアーティストを一時期見ていたことがありますが、何を書いても返事がなく、見切りをつけてしまいました。
わずか2~3のコメントにすら返事が打てないような人が、心に響く歌を歌える訳がなく、別に特別に応援しなければならない義理もなく、ということで、さよならしました。
今でもストリートをしているところを見かけることはありますが、ほとんど立ち止まることもなく、また立ち止まって聴いていても、その後に向こうからやって来ることもなく、まぁこんなものか・・・、と思うこともあります。

MixiやTwitterといった、小回りの利くツールも出てきました。
ブログは日記という色彩が強いので、別扱いした方がよいと思われますが、MixiやTwitterのつぶやき機能は、多くの人々に対しての一斉送信という形になっています。
これをうまく使うことで、より多くの人々とつながりあえるということが言えると思います。

アーティストだけでがんばっていても、どうしても限界はあります。
当たり前です。
1人の人間が日本中を毎日駆け巡るわけにいかない・・・。
それに対して、MixiやTwitterなどはお手軽に自分の近況が伝えられる。
ブログのように、ちょっと構える必要もなく、目の前の出来事をちょっと書けばいいだけ。
これはいいですね。

また、YouTubeを使って、自分の曲を広める手もありますよね。
著作権云々といった話もありますが、まずは自分をたくさんの人に知ってもらう必要がある。
しかも、自分自身音楽をやっているのであれば、その音楽を聴いてもらって評価してもらう必要がある。
結構いいねぇ・・・、となれば、その勢いを伸ばしていけばいい。
まるでキャンプ場で木で火をおこすような感じですね。
それでうまく火がつけば、後はその勢いを絶やさぬようにすればいい。

そんな時に双方向通信があると、自分の動静も伝えられますし、相手からの感触も知ることができる。
便利になったものです。
ということで、これからも双方向通信について、どのような方法があるのか、いろいろと考えていきたいですね。