岸岡ちなみさんの歌は何度聴いただろう。
ファンになって一年半余。
何度泣いただろう。

昨日のちなみさん、とっても美しかった。
とっても輝いていた。
今思い出しても、涙が出てくる。
もしかしたら、PAの方に笑われたかもしれない。
それでも構わない。
僕はちなみさんのファンなんだから。

先週はとっても喉の調子が悪そうで、とっても心配だった。
でも、そんな心配は必要なかったみたい。
さすがプロだ。
今まで聴いた中で、最も美しく、迫力があり、かわいい歌声だった。
大きなステージが小さく感じてしまうほど、ちなみさんの歌声が広がっていた。

あの悪戯好きっぽい表情からは想像できないような深く豊かな表現力。
美しく透き通った伸びのある歌声。
その歌声の上に、昨日のあの選曲。
心に直接飛び込んでくる曲の数々。

 IU 「Good Day」
 岸岡ちなみ 「Wing」
 岸岡ちなみ 「Love song」
 岸岡ちなみ 「月夜に願いをかけましょう」

「Good Day」は何度聴いてもちなみさんの圧倒的な歌唱力に感動を禁じえない。
一番の見せ所の三段ブースターでの伸びのある力強い歌声。
あれだけで、ものすごく元気になれる。
かわいさと力強さがうまく組み合わさった、素晴らしい歌声だ。

「Wing」今さら語る必要もない名曲。
こんな美しい旋律に、心に直接響く言葉が乗っている。
昨日は、空の向こうの親友に自分の今の気持ちを届けようとしているように感じた。
そして、親友からもおめでとう、と祝福されているような空気を感じた。
涙が止まらなかった。

「Love song」はNew versionでの登場。
一転して、華やかな世界に。
オシャレなコードが効果的に入っていて、たまらなかった。
この曲で最優秀新人賞とか取れるんじゃないかと思った。
早くCDを出してほしい。

「月夜に願いをかけましょう」では映像とのコラボ。
バックの映像が温かな空気を醸し出し、その前で歌うちなみさんを、最高のライティングで浮かび上がらせていた。
幻想的な世界。
素晴らしいステージ構成だ。

昨日のステージはいつもの客層と違って、女性中心だったから、ちなみさんも楽しんでいるようだった。
そんな気持ちも伝わってきて、ステージはとても盛り上がった。
後世に残るような、素晴らしいステージだった。

amHALLは初めて行ったが、とても素晴らしい音響、素晴らしい照明だ。
感動が倍増していく感じがした。
ちなみさんには、ここでワンマンをやってほしい。
ちなみさんなら、このステージからはみ出てしまうくらいのパワーで、みんなを魅了してくれるはずだ。
少なくとも、僕はそう確信した。

昨日の最大の問題点は涙と鼻水で大変だったこと。
せっかくの美しいライブで、鼻水をすする音はいただけない。
ちなみさんのライブに何度足を運んだか分からない。
でも、こんなに感動したことあっただろうか。
ちなみさんの成長、しっかりと確認できた。
僕のくだらない心配は無用だと、ちなみさんはステージで証明してくれた。
プロのやり方だ。
心配するのは、私のステージを見てからにして下さい、そんな感じ。
僕の心の中は、雲一つない快晴になった。

ありがとう、ちなみさん。
ちなみさんのファンになって、紆余曲折あったが、ちなみさんはやっぱりすごい。
ちなみさんの歌、わずか1年半余だが聴かせてもらって、明らかに進歩している。
感動も深くなった。
これから更にどう進化していくのか、とても楽しみだ。

今までの人生、決してつまらなかった訳ではなく、点数をつければそこそこいい点数じゃないかと思う。
人に恵まれてきたおかげだ。
その中で、岸岡ちなみさんは堀北真希ちゃんと同じくらい、僕にとって忘れられない恩人だ。
人生という部屋の模様替えをしてくれた。
ちなみさんが持ってきてくれたペンキの色は、僕が大好きなものばかり。
人生ってこんなに楽しく素晴らしいものだったのだと、深く知ることができた。

ありがとう、ちなみさん。
僕はちなみさんにとって出来の悪いファンだが、これからもずっと応援していきたい。