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僕の元気のもとは、何と言っても堀北真希ちゃんです。

堀北真希ちゃんは、ただ単なる美少女ではありません。
かわいい、とか美しいっていうのは、真希ちゃんにとっては褒め言葉じゃないと思います。
もうそんな言葉は聞き飽きるほど聞いてきただろうし、外見は自分の努力ではないですから。
まぁ、均整のとれた体型は自分の努力でしょうが・・・。
(うーん、自分の体型を見ていると、そう思える・・・。)

ところで、真希ちゃんのすごさというのは、弱り果てた心に元気を吹き込んでくれることです。
僕は真希ちゃんの作品を見て、生きる気力もなくなってしまっていた心が元気になったのです。
職場が変わったせいもあるとは思いますが、以前は全く自信を失い、この存在を消してしまいたい、と思うこともたびたびでした。
何をやってもうまくいかず、やることだけがどんどんたまっていく・・・。
最悪の循環でした。

そんな時に、真希ちゃんと出逢ったのです。
真希ちゃんの作品、いくつもいいものがありますが、そのいくつかを紹介したいと思います。

<ウィニング・パス>
真希ちゃんが15歳の時に公開された作品です。
松山ケンイチさんが真希ちゃんのお兄さん役で主役です。
妹「ねぇ、お兄ちゃん、今日も休むの?」「いい加減にしぃよ!」
兄「うっせぇなぁ」「お前に俺の気持ちがわかるか?」「足の動くヤツに動かんくなくなったヤツの気持ちがわかるか?」
妹「そんなん、分かるわけないやろ!」
兄「やったら、文句いうな!」
妹「じゃあ、お兄ちゃんに障害者の兄を持った妹の気持ちが分かる?」「そうやって自分ばっかり不幸な顔せんでよ!」「バカ兄貴!」
  
この真希ちゃんのとっても強い言葉に心が反応しました。
それから、この映画の主題歌の「僕はひとりじゃない」(高橋洋子さんが歌っておられます)も大好きな曲です。
何回見ても、また何回聞いても心が震えます。

<深紅>
真希ちゃんが16歳の時に公開された作品です。
主人公の小学生時代を真希ちゃんが、そしておとなになったからを内山理名さんが演じた作品です。
真希ちゃんの表情がとてもすばらしいと思える作品です。

「みんなごめんね、私だけ・・・生きてて・・・。」

生きることを諦めようとしている者からすると、全く逆の言葉。
感電したようなショックがありました。

この作品は、ものすごく辛いです。
元気になった今でも見ると辛くなります。
真希ちゃん自身も辛くて仕方なかったって言ってました。
原作を書かれた野沢尚さんは自ら命を絶たれたことを考えると、複雑な心境です。
非常に深みのある作品です。

主題曲の信近エリさんの「Lights」もよかったです。

<ALWAYS 三丁目の夕日>
真希ちゃんが17歳の時に公開された作品です。
この作品はどこを見てもいいですが、特に好きなのは六ちゃんがクリスマスプレゼントでもらった帰省キップを返そうとするところです。
六ちゃん「いいんです!」
奥さん「六ちゃん・・・。」
六ちゃん「私の顔なんか、見たくねぇんですよ。」
奥さん「え?」
六ちゃん「私が家出るとき、お母ちゃんたち、よろこんでたです。」「あぁ、これで口減らしできるって。」「手紙書いても返事も来ねぇし。」「私、捨てられたんです。」「帰っても、誰も喜ばねぇ。」「迷惑がられるだけです。」

奥さん「六ちゃん、ちょっといい?」「これ、何だかわかる?」「ぜーんぶ、あなたのお母さんからよ。」「読んでごらんなさい。」
奥さん「私たちにね、毎月必ず送ってこられるの。」「『六子は元気ですか?』『ちゃーんとやってますか?』って。」「送り出したときもね、やさしくすると辛いから、厳しくつきはなしてしまったって書いてあるわ。」「里心がつくといけないから、この手紙は見せないで下さいって書かれてたんだけど。」「子供の顔、見たくない親なんて、いるはずないでしょ。」「あなたの里帰りするのを、どれほど楽しみに待ってるか。」
六ちゃん「お母ちゃん・・・」

珠玉の作品です。
薬師丸ひろ子さんと真希ちゃんのこのシーン、深く深く心にささりました。
人の温かさを感じられる、このシーン。
これほど豊かな心の情景・・・。
この情景をみごとに描いてくれたからこそ、僕の心の再生が始まったような気がします。

真希ちゃんは主演ではありませんが、主演以上に光り輝いていました。
だから、新人賞も獲得できたのだと思いますし、この作品によって、真希ちゃんはアイドルではなく、心を揺り動かすだけのパワーをもった女優、となったのだと思います。

主題歌の「ALWAYS」(D-51さんの作品です)もよかったですよね。

<クロサギ>
真希ちゃんが17歳のときに放送された作品です。

この言葉が一番ささりました。
この言葉でハッと目が覚めた感じがしました。
真希ちゃんのおかげで、自殺を踏みとどまった一言です。

氷柱「覚えててね。」「あなたがどこにいても、何をしてても、あなたは1人じゃない。」
氷柱「絶対に・・・忘れないで!」「あなたは1人じゃない!」「1人じゃないから!」
氷柱「だから・・・だから、がんばって!」

簡単な言葉です。
「1人じゃない。」
でも、忘れてしまっていた言葉。
どうしてこんなに簡単な言葉を忘れていたのか。

真希ちゃんは、この言葉を思い出させてくれました。
それも心に届くように。
真希ちゃんがいてくれなかったら、もしかしたら、今僕はこうやってブログを書けなかったかもしれません。

それからも、真希ちゃんはいろいろと励ましてくれました。

「花ざかりの君たちへ」では男装して、大ヒットしましたが、真希ちゃん自身、多くの葛藤があったと思います。
それでも、大ヒットに導いたというのは、真希ちゃんの心の強さです。

また、「東京大空襲」という作品がありました。
この作品は全編涙の連続でした。
後編は空襲後の平和に向かうところを描くのかと思ったら、戦争の酷さを薄めずにそのままぶつけてきました。
もう前後編ともにボロボロでした。
でも、心が共感してくれました。
パソコンで見ていましたが、液晶をずっと握りしめて見てました。

こんな酷い戦争は二度と起こしてはならない、というメッセージをまともに顔面に食らったような強い衝撃でした。
でも、そんな衝撃をもらったおかげで、平和を守るためにがんばるぞ、という気持ちになれました。
平和とは、戦争をしないことだけじゃない。
今の平凡かもしれないけど、毎日同僚と楽しく仕事ができること、これも平和だと思います。
そのためには、元気にならないと。

今、僕は真希ちゃんの多くの作品のおかげで、元気になれました。
また、その元気を自分だけのものとせず、多くの人達にも分けてあげたい、っていう気持ちです。
だから、もっともっと元気になろう、っていう気持ちが湧いてきます。

真希ちゃん、ありがとう。