クチコミネタ:好きな小説家

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好きな小説家として分類していいのか、よく分かりませんが、実際に小説を書かれておられるので、小説家として見なしたいのですが、飯島夏樹さんです。

飯島さんの生き方には、ガンに罹った方、そうでない方、いろいろな悩みを持っておられる方・・・、僕自身も含めて感銘を受けました。
自分自身、飯島さんのような美しい生き方ができるかどうか、甚だ疑問ですが、飯島さんがどう生きればいいのか、その指針を我々に遺してくれたと思います。

「天国で君に逢えたら」、そしてその続編「神様がくれた涙」、いずれも飯島さん自身を登場人物のあちこちに投影されておられるのだと思いますが、描かれた世界は、とても静かで清らかです。

そうかといって、現実離れした作品でもなく、こうやって生きていけば、無理なく生きていける、という内容です。

世の中には生き方についてのハウツーものの書籍が今や所狭しと並んでいますが、飯島さんの書籍を読み、実践していくことが、自然体の生き方ではないでしょうか。

また、小説家ではないのかもしれませんが、ご夫人の飯島寛子さんのブログも、自然な内容で大好きです。

今の世の中、常に追い込まれたような気分になりがちですが、実はそんな生き方をせずとも、この世の中は充分生きていける。
人間として何が大切なのか、見失いがちなことを、じんわりと教えてくれるいい小説家であり、いい作品です。

もう飯島さんの作品は増えませんが、上述の2冊、それから「ガンに生かされて」、また寛子さんが著された「Lifeパパは心の中にいる」は心の中に置いておきたい作品です。