クチコミネタ:うつ病

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僕は医者じゃないから、「うつ病」のことをよく知っているわけではありません。
ただ、以前読んだ本に「最近は擬態うつ病が増えた」とありました。

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つまり、最近「うつ病」と言われているものの殆どは「うつ病」ではない、ということです。
「うつ病」は病気であって、特効薬は既に開発されています。
「擬態うつ病」の1つの特徴は、相手を責める気持ちがある、ということです。
本当の「うつ病」は全ては自分が悪い、と自分で全てを背負ってしまうのです。
「自分はうつ病なのに、周りは自分のことを大切にしてくれない」「うつ病になったのはあいつのせいだ」などというのは「うつ病」ではない、ということです。
こういう場合は、休息をとったりすることで状態が好転することもあると思います。

ところが、本当の「うつ病」の場合、休息や慰めではなく、薬をまず服用することのようです。
ただ、薬と言っても、どのように処方するかなど、専門医に相談してからでないと、市販の薬で間に合わそうというのは無理のようです。

僕自身、全く自信を失って、今まで仏様に手を合わせたり、正月に神社仏閣を詣でたりするくらいだったのが、宗教はいい、と思うようになったり、突然死のうとしたり、ということはありましたが、「うつ病」ではなかったと思っています。
自殺した知人がいるのですが、その知人のご遺族によると、その知人は「自分のような者にこんな贅沢な食事は頂けない」と普通の料理にも手を付けなかったとのことです。
自分が「うつ病」であると言える人は、「うつ病」ではありません。
ただ、精神的にバランスを崩している場合もあるので、放っておくわけにはいかないと思います。

今日見てきた「Life 天国で君に逢えたら」の中にもあったセリフですが、「ひとりじゃない」ということです。
何故か自分を悲劇のヒーローやヒロインにしてしまう妄想癖が人間にはあるような気がしますが、そんな時は周りを見渡すことです。
家族、友人、恋人・・・。
自分が死んでしまったら、きっと悲しむでしょう。
また、悲惨な死に方をすればするほど、家族、友人、恋人は自分のことを記憶の中から抹殺してしまうかもしれません。
また、「いつまでも覚えておいてほしい」というのは、人間誰もが持ち合わせているDNAだと思います。
だから、最後(最期の時もあるかもしれませんが)はきれいにしておかないといけない。
いつが最後になるか、分からない時の方が多いから、いつもきれいにしておかないといけない。
きれい、というのは、整理整頓という意味も含みますが、相手を思いやる心を持つことだと思います。
思われているから思える、というものでしょう。

「うつ病」だと悩むより、今ある最悪の事態をそのまま受け容れ、また、明日は今日よりよくなるなどと背伸びした考えを持つのでもなく、ほんの少しでもいいことをすることで、誰かにありがとう、と言われるように生き方をした方が、きれいに生きられると思います。

という僕自身もまだまだ、そのような領域に達していませんが、最期は笑顔で幕を引きたいものです。