今、生徒諸君!最終回を見ました。

辛いことと嬉しいことが入り乱れて、心の中はもうむちゃくちゃです。


よかったね、珠里亜。

お母さんに自分の存在を思い出してもらえて・・・。

それから、伯母さんと心の中では仲直りができて・・・。


日向さん、かっこよすぎ!

でも、その心を動かしたのは、公平と薫。


珠里亜にもやっと心に平和がやってきた。

弟が病気になってからは、珠里亜に平和は訪れなかった。

でも、弟を恨むこともできず、ましてや大好きな母親など憎むことなど考えたくもない・・・。

幼いながらに袋小路に追いやられ、その上、従兄弟にいたずらされ・・・。

心から優しくしてくれた伯母からも「生まれて来なければよかった」と嘘でも口にして言われ・・・。


そんな珠里亜を、命をかけて救った尚子。


今の教育現場には血が通っていないのかもしれません。

これは、教師が一方的に悪いとはいえない。

なんでも、規則で判断する・・・。

規則とは今までの積み重ねの集大成にしかすぎない。

つまり、本当はその場その場で判断をしないといけないのだけど、その判断力が落ちてしまっているから、規則に頼る。

規則がその場の状況に合っていなくても、規則で処理する。

そんな教育現場に、純粋な子供達が戸惑わずにいられるわけがない。

岸本校長も番組の始め頃は規則に照らして処理をすればいい型であったが、ベテラン教師に諭され、忘れていたものを思い出す。

北城先生のような先生はなかなかいない。なぜか?

それは、先生になる若者に先生になるには何が大事かを教えていないから。

それは、小さい頃からの問題でもあるだろうし、大学での教員コースできちんと学生に教えられない馬鹿な大学教授がいるからでもある。

日本の戦後は民主主義という言葉のもとに、教えにくいことは片っ端からやめてしまった。

そのツケが今になって出てきているだけのこと。


珠里亜のような不幸を身に纏ったような子が現れるのも、教育が荒んでしまったから。

教育=学校と勝手に決めつけてしまった者どもの浅はかさ。

親は本能的にどのように子供に接すればいいか、わかるはず。

正解なんかない。でも、あの伯母さんのように、最後の砦は自分なんだ、という信念。

子供が99.99%悪くても、残りの0.01%を信じるのが親。

最近はそんなこともできない生き物が増えてきた。

人類が滅ぶ前兆だろう。

虐待などと難しい漢字を充てる必要もない、あれは人間に似た獣であり、残しておくと人類と混じってしまって人類を破滅に導くのだろう。


なんか、番組から大きくはずれてしまったけど、この番組はとってもよかった。

最後に珠里亜に満面の笑みが戻った。

これで、珠里亜も笑顔の中学3年生になれる。

よかった。

ナッキー先生がいなくなっても、もう大丈夫。

一人じゃないから。

「一人じゃない」・・・簡単な言葉だけど、生きることに疲れた人にとっては、オアシスのような言葉。

僕もこの言葉で、あの世に行きそうになったけど、戻ってくることができた。



内山理名、堀北真希、そして東ちずるの3人が全力投球でそれぞれを表現した・・・。

凄まじいパワーで、感動を超越してしまうようなものを感じました。

1時間ドラマなのに、12時間ドラマを見たような、深いものを感じ、またあっという間に時間は過ぎるのに、その後に残ったものはとてつもない疲れと感動・・・。

この疲れは、じっと座って疲れた、といったものではなく、心が大地震のように振り回されて、起きているのが精一杯というような感じです。


DVD化されることも決定し、よかったです。

本編の真剣な表情とは別の、素直なみんなの様子がメイキングなどで明かされることでしょう。


真希ちゃんは、7月からは助演から主演になり、大変な日々が始まるのでしょうが、堀北真希ファンとしては、真希ちゃんの更なる飛躍を祈念して、エールを送りたい!フレー!フレー!ほりきた!フレー!フレー!真希ちゃん!