ちょっと佐藤駿に寄り道しましたが、FAOI愛知の感想がだらだらと続きます。
FaOIのメインになるアーティストは西川貴教さんだ～～！
前半のコラボは圧巻だった。
田中刑事とアンサンブルスケーターズによるガンダムメドレー
ガンダムオンアイス～～～～！
ルンバが発進する。
西川さんが前傾姿勢で腕を前に突き出して前進していく。
西川貴教、出撃ーーーー！
フリーダムだーーーー！
ついこの間までロングラン公開されていた映画の主題歌だ。現在の西川さんの一押しのヒット曲だ。
本来ならトップの曲としてトップスケーターが滑るべきなのかもしれない。でもアンサンブルチーム。これがすごくはまってた。
ルンバを中心についたり離れたり、まわりをぐるぐるしたり、遠くでパフォーマンスしてまた戻ってくる。
ルンバが母艦。リンクは宇宙。スケーターたちは宇宙空間の戦場で戦っているモビルスーツの戦士たちなんだ。
ルンバは後半では魔法の絨毯になるけど、ここでは戦闘母艦になるのだ。
司令官は西川さんだ。
ルンバはアークエンジェルにもなれたんだ～～！
西川さんが歌がうまい、声量がある、というのを知識として知っていたりテレビで見たりするのとは全然違った。
もう圧倒的な声の圧力。
羽生さんのスケートを生で見ると世界が変わるように、西川さんの歌も生で体感するとまるで違うんだね。
まさか私が西川貴教の生歌を聞ける機会があるなんてこと考えもしなかった。こんな出会いがあるからFaOI好きだ。
フリーダムからそのままビヨンドザタイムに移る。
アニメファンの方たちが紹介してくれていたけど、このふたつの曲がこうしてつながるように作られているって？なんのためにそんなトリックを？このときのためか！（そうじゃないんだろうけど、こうなるようになっていたことがまたしても）
真っ赤な田中刑事登場。シャアだ！
全身真っ赤と黒の取り合わせがすでにシャアになれてはいるのだけど、金の肩章が極めつけだ。これで完全にシャアだ。やるな刑事。
刑事くんはオタクであることは知れ渡っているよね。競技時代からエキシでジョジョやって、試合でエヴァやって。だからショーでシャアやったって、そりゃそうだよね。
ガチオタクの刑事くんと、ガンダムといえば西川さんのおかげで、すごい世界が実現したわ。
終盤の西川さんのシャウトでマジ鳥肌！すごいすごいすごい。
2曲メドレーで大興奮のパフォーマンスだった。
ガンダムオンアイス最高～～～！
このあと大トリで羽生さんとのミーティアがあって、ガンダムオンアイスは最高に盛り上がるわけだが。
かの東洋経済オンラインの記事でも、西川さんには多くのヒット曲（ホワイトブレスとかホットリミットとか）があるのに、それを期待してきた観客を落胆させるリスクをはらむ、と指摘している。ガンダムファンである羽生さん田中さんらの集結で実現したガンダム祭であると。ふたりのオタク力をほめてんだがディスってんだが判断に苦しむ文面ではあったな。
羽生ファンの中でも、羽生さんにアニソンなんてと思う人もいるかもね。（アニメわからんという人には本当に響かないかもしれないもんね）
でも、西川さんでガンダムやらなきゃうそじゃん。
今年西川貴教を呼ぶというのは、絶対SEEDフリーダムの映画公開とのタイアップでしょうに。
真壁社長の意向は知らんけど、西川サイドは絶対そうでしょ。だってあっちは今祭りなんだから。20年待ってやっとの映画の公開が終わったばかりで、次に配信が待ってる時期だもの。
今年のFaOIに、西川さんを呼んじゃった以上、ガンダムオンアイスは必然だったんだよ。
だからといって、オープニングやフィナーレの全員群舞でやるわけにもいかないか。
同じアニソンでも昨年のヒストリーメイカーは、あれはスケートアニメだったから。アイスショーの場でやってこそだった。でもガンダムはちょっと違うもんな。
羽生田中がいて、ほんとーーーによかったね。彼らは筋金入りだから。
羽生さんと刑事くんとアンサンブルチームのがんばりで大成功したガンダム祭は何をもたらしたか。
スケートファンと、西川ファンと、アニメファンの三つ巴で爆発しちゃったよ。
西川ファンの皆さんが前ノリTシャツで参戦して大いにもりあげてくれたのはとてもうれしい。
さらに、ガンダムメドレーと、特にミーティアの完成度に感激したSEEDファンの方たちが、仲間たちにどんどん広めていってくれていた。見ろ！と紹介してくれた。このあとのBS放送でもっと広く見てもらえたらいいな。
私もオタクの端くれだから（主にファーストガンダムがガチだけど）、こういう展開はものすごくうれしくて胸アツだ。
フィギュアスケートにはいろんな可能性があるよ。宇宙の彼方まで広がっていくよ。すばらしいな。
その扉を共に開いてくれた西川さんに本当に感謝です。
みんなですばらしい祭りを盛り上げてくれて、ありがとうございました！
（ミーティアについては単独でたっぷり語ります）
