サブスク堂の話は、もう小出しでゆっくりいきます。
次は、待ってたんだよ~と勝負曲について語りだしたお話。
羽生さんの勝負曲が、リズミックトイワールドの「僕の声」であることは、ファンはすでに知っていた。
試合のときの、6連にはいる前に待機しているリンクサイドで、イヤホンでまわりを遮断しておもいっきりエア熱唱しているのがテレビで抜かれ、その口の動きで曲を特定されていたから。(わかっちゃうのもすごいな)
大好きなアニメの主題歌で、がんばれと応援する歌なんだそう。
その一番最初が「待ってたんだよ~~」
そこで自分が怪我が多くて試合に出たくても出られないことがあったことを話したうえで、その最大であった平昌オリンピック前と本番のときの話をしてくれた。
平昌オリンピックのときは直前に大きな怪我をしてしまってぶっつけ本番になってたときにお客さんが、本当に待ってた、と言わんばかりの歓声をしてくれたのがいまだに残ってて。そういった感情を全部歌いあげてくれてる
平昌!あの真っ暗な時期のあとに訪れたまばゆい明るい場所。
祈るだけしかできなかったあとについに訪れた、応援できる機会。
会場を沸騰させた歓声と、世界中でテレビの前で見守った、みんなの想い。
全部届いてる!
だから「ただいま」って言ってくれたんだ。
これは感動してしまった。
本当に出てくるのかも不安で、空港に降り立った姿をテレビで見て涙し、
公式練習でニコニコしながらジャンプも跳んでる姿に涙し、(泣いてばっかしやん)
当日の朝、猛吹雪の中神社に祈願に行って、
そうして迎えた「待ってたんだよ~」
全部届いてる。受け取ってくれてる。
これほどの感動があろうか。
この曲のテーマは「がんばれ」
がんばれ生きる人
僕自身もがんばれって言われているけど、僕もこの曲を聞きながら演技としていろんな方々にがんばれっていう気持ちを届けたいな。
がんばれって言葉に賛否あるのはよく聞く。その状況、その人によって変わるから。すでにめいっぱいがんばってるのに、これ以上まだがんばれというのかと。
でも羽生さんはあえてこの言葉を使ってきた。震災後に歩み続ける人に。コロナの真っただ中でそれぞれの立場で闘い続ける人に。
がんばれの言葉の力を自分が一番知っているからと。
応援してくれる人々の巨大な「がんばれ」を受け止めて、そこから演技で世界に「がんばれ」を届けたい。
泣けるよね。「がんばれ」って言葉をこんなにやさしく使う人はきっといないよ。
羽生さん自身も聞いて泣きながら、がんばってきたって。
それ聞いたリズミックトイワールドの皆さんが感激してるのはツイッターで見てきた。
そしてまたしても豊豊さんの名言。
闇と孤独と世間と世界の期待にひとりで応えるゆづすごいね
豊豊さ~~~~ん!
結局ひとりでやってるからさ、チームプレイじゃないからさ、いろんな人が全部ゆづに一人にって見てくれる、抱えてるっていうのが、幸せな部分とそれによってすごく追いつめられる部分もあるよね。
わかってくれる人がいるよ~。ちゃんと言葉にしてくれてるよ~。これが闇だ。これが孤独だよ。
長年ファンやってきたはずの人とかより、仕事で初めて会った人の方がわかってんじゃん。
ひとりで全部受け止めて抱えるっていうのは、すごく追いつめられる。でも幸せもあるんだよ。ふたつは共存するんだ。幸せと孤独はともにあるものなんだよ。ましてや私生活と自分が進む道の孤独とはまったく別物だろうが。
それを豊豊さんがわかってくれて、言葉にしてくれて、羽生さんに渡してくれたことがすごくうれしい。
もう、豊豊さん大好きだ~~~!
というわけで、私はこれからもずっと
「がんばれ!」
って言葉を羽生さんに叫び続けたいと思います。