かわいいは最強だ!シマエナガちゃんと羽生さん | ほりきりのブログ

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 テレビのお話。
 昨夜のフカボリはとてもよかったですね。特に北京オリンピックでのフリーのあとの公式練習での過去プロオンパレードを一部でも見せてくれて、しかも過去のプログラムの映像と絶妙にかぶせるという神編集。いいもん見せてもらいました。
 しかしここではまた別の番組。


 NHKBSで『ワイルドライフ』という動物番組をやっている。
 ダーウインは楽しい作りだけどこちらはドキュメンタリー風。新しいテレビ買ったらますます画像がきれいなもんでお気に入りでよく見る。
 毎週月曜の夜8時に放送しているが、再放送は翌週の朝8時にやっている。
 先週やっていたのが小原玲さんという動物カメラマンをおった、かわいい動物の特集のような番組だった。

 なんたってタイトルが
 「かわいいは最強だ!」

 アザラシの赤ちゃん、シマエナガちゃん、エゾモモンガ。確かに最強にかわいいのを連発してきた。こっちもテレビ見ながらかわいいかわいいと騒いでいたわ。
 まずかわいいと思って見てもらう。かわいうから好きになってもらう。好きになったら生態を知りたくなったり、周辺の環境問題にも目を向けるようになってくれるかもしれない。でもその最初はまず、かわいい、からだって。
 その発想に賛同した。かわいいことはすべてのきっかけだよね。もっと見たいなと思った。そしたら、その小原カメラマンて、昨年病気で亡くなられたそうなのだ。
 ショック… あれらの写真を見られなくなることは大きな損失ではないか。
 それで小原カメラマンの残したものを見てみたいと思って、いつもの地元ではなく札幌の大きめの本屋に行ってきた。

 札幌の書店で、大きな写真集と、小さな写真集を買ってきました。


 大きい方はもちろん、今菅田将暉の写真集よりも売れているという大ベストセラーです。
 そういえば田中さんも、被写体である羽生選手をかわいいかわいいと言ってたね。
 最近はネットの短い映像が流行っているらしくて、そこで氷の王らしからぬ超絶かわいい羽生選手が海外の人たちにウケまくっているらしい。そこから演技を見てさらにそのすごさに取り込まれることがあるなら、かわいいがとっかかりになる愛くるしい動物たちと同じかもしれんわ。
 まずかわいいと思って見てもらう。演技を見たらもっと美しい。好きになったら試合全体を見たりして。その上で誰が本当にすごいか見定めてやっぱり羽生選手がすごいとなる。
 やっぱ、かわいいは最強だ!


 小さい方の写真集はタイトルは『Kiss!』
 かわいい動物たちが体寄せあってキッスしてる。口というより鼻かもしれないけど。鳥さんはくちばしだから枝や樹液のおいしいつららにキッスね。
 小原さんの自選フォトブックだって。「初」とわざわざ書いているけど、きっと最後のものになってしまったのだろうな。ご本人のテキストがたくさんあって、経歴や人柄に触れることもできて興味深かった。
 スクープ写真に嫌気がさして、報道写真もなかなか真実をそのまま伝えることができなくて、いつか動物を撮るようになったって。かわいいに心をいやしてもらっていたのかもね。
 タイトルどおりにキッスの写真が多いのがプレーリードッグ。こちらは番組では出てこなかった。


 小原さんの出世作はアザラシの赤ちゃん。この白いモフモフはほんの一時期なんだってね。(少年アシベは時が止まってるタイプのマンガだったんだな)
 赤ちゃんとお母さんがキッス。ああかわいい。


 キッスの写真ならこのあいだ私も撮ってきたぞ。え、鉄のかたまりじゃだめ?かわいいのに…


 写真集の中にはなかったけどテレビの方ではエゾモモンガも大活躍。エゾモモンガは北海道のあちこちの森にいる。JR北海道のICカードにもなってる。
 小原さんは月をバックに飛ぶエゾモモンガを撮ることにトライして見事にカメラに収めていた。きっと最後の大仕事だったんだろうな。


 そしてなんといってもシマエナガちゃん。
 この子たちも北海道のあちこちで。札幌近郊の森にもいるって。姿見てみたい~

 あああ、かわいいいい。

 確か羽生さんがシマエナガちゃんと例えられたことあったはず。

 レッツゴークレイジーの白バージョンてことはカナダであった2回の試合しかないな。(オータムとスケカナ)どっちかな。上下白の衣装なのにわざわざジャパンジャージを白のダウンベストの方を来て、上から下まで真っしろ白だったとき。

 練習のときに転倒しておっちゃんこして座っていた写真にファンがシマエナガちゃん~と反応したんだった。

 やっぱりかわいいは最強なんだ。

 「じょうずに飛べるよ~~。」って。

 背中に翼があるひとも羽ばたいてるよね~


 「飛ぶよっ!」って言って枝から足が離れた瞬間だけど

 やっぱり舞ってるように見えるよね。


 かわいい。かわいい。かわいい。
 一目見てかわいいと思えるから、もっと見たくなって、ずっと見ていたくなる。
 かわいいから始まって、より深く知りたくなったら、自然のこと地球のこと、スポーツのこと世界のこと、理解を深めていくことになるんだろうな。
 かわいいがすべてのとっかかりになる。すごいことだ。


 それを最後まで伝えてくれた小原さん。
 ずっと主張しながら羽生さんの写真をファンに届けてくれる田中さん。(北京のはかわいいより美しいモードが多い気がするわ)
 お二人の写真集を買ってこれてよかったです。



 日曜の夜にあわててこれを書くのは、あした月曜日の朝8時に、再放送があるはずだからだ。
 小原玲さんが撮ったアザラシの赤ちゃんと、シマエナガちゃんと、エゾモモンガ。
 難しいこと抜きにして、とにかくかわいい。最強にかわいい。
 小原さんが残してくれたかわいくてやさしい世界を、私ももう一回見たいと思います。