今剣 (いまのつるぎ) | 彫きぬ雑記帳

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山口県山口市の刺青処、日本伝統肌絵芸術の彫きぬこと衣笠新太郎のブログ

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村正、一尺九分の小脇差
このひと月ほどは、これを枕刀にしている






枕刀とは守り刀ともいい
寝室に入ってくる邪気を追い払うもの

歴史上有名な守り刀のひとふりに「今剣」いまのつるぎ
という短刀がある

これは源義経の守り刀とされ、
もとは平安時代を代表する名工、三条宗近が
京都の鞍馬寺に奉納したと言われている

「牛若丸」と名乗っていた幼い源義経には、
3年ほど鞍馬寺に預けられていた期間があり
この頃から非凡な才能を見せていた源義経は、周囲から立派な僧侶になることを期待されていた

しかし、自分に源氏の血が流れていることを知った源義経は、僧侶になることを拒み、打倒平家の野望を強く抱いたのである

こうして源義経は、周囲の反対を押し切って、
平氏征伐に出征することを決意する
このとき、鞍馬寺別当の「阿闍梨蓮忍」(あじゃりれんにん)が
鞍馬寺秘蔵の短刀に今剣と名付け、戦へと旅立つ源義経に授けたのである


源義経は、この今剣を守り刀として肌身離さず携えていた
その後、平氏征伐の最大の功労者となった源義経は、
その力を恐れた兄源頼朝によって死に追いやられてしまう

追討の兵に追われる源義経は、妻子を殺して自害するという悲劇的な最期を迎えまてしまった
この自害の際に使われた短刀が、守り刀である今剣だったと伝えられている

🐶気の小さい兄きやなぁ
🐱まぁ北条氏の入れ知恵もあったのよ

🐶ところでとっつあんの守り刀は何振りあるの?

ん、
取っ替え引っ替えで短いのが12、3ある🙄

🐱ひとつに決めたら?

皆、好きやねん (*´︶`*) ♡