「必要悪って言うじゃないですか。実際に体験したこととかあります？」

悪を？

「体験するっていうか、そもそも必要悪って何でしょうかね？」

神様の一部分だろ。

「神様？」

神様っていうか、

善を体験して分かるために

悪いことが存在してるからね。

「いつも言っている2元性ってことですか？」

そうだね。

「でも何のために善がわかる必要があるんですか？？」

神様のことって言うか、1元がわかるため。

「1元って何でしたっけ？」

もともとの大きな1つの存在ってこと。

「それがわかるためにどうして悪が？」

もともとの大きな存在がわかると、

その大きな存在を認識するために

比べるためのものが

新たに必要になるだろう？

「どんなふうにですか？」

あるものの存在がわかるためには、

背景になるものや比べるものが必要ってこと。

「それって例えばどういうものですか？」

例えば、海にすんでいるクジラが

大きいことがわかるためには、

小さい他の生物とか魚とか、

イルカやシャチみたいに

似たような存在とか、

自分と比べて大きいとか

小さいとかって必要でしょ。

「まぁそうですね」

でも大きいだけの存在なら、

海はもっと大きいだろう？

さらに地球はもっと大きい。

「でも、生き物じゃないですよね？」

それはあなたがそういう括りで

物事を見ているからさ。

人の認識世界には

自ずと限界があるんだよ。

知らないものあなたの知識にないものは

あなたの世界に存在し得ない。

でも宇宙人とか他の神様とか

っていう存在があるかもっていう

知識は持っているから

概念というか感覚的には分かるわけ。

そういう意味でなら宇宙人も

神様も存在してるでしょ？

「宇宙人⁉︎」

今のあなたの世界には存在しないけど

知識としては知っているってこと。

でも、存在しないけど知識として

理解するためには、

そうじゃないものと比べる必要があるわけ。

そのそうじゃないものっていうのが、

似たような別の存在や認知のための背景ってこと。

地球外の生命体とか存在してる

って言ったり考えたりする

ための言語知識の条件なの。

宇宙人も神様も体験しているものとしては

あなたの世界にはいないでしょ？

でも、知識としては存在しているから

目の前に宇宙人や神様が現れたら

びっくりするよね。

「じゃあ幽霊とかも？」

霊とか龍とか精霊とかも同じだね。

「ホントに？」

そんなことまでは今のあなたにはわからないよ。

あなたとは次元の世界が違うんだから。笑

でも、実際に体験したらびっくりするんじゃない？

「びっくりするどころじゃないと思います。　怖くなったりするんじゃないかなぁ」

あなたの世界にとって何が必要なのか、

その人の世界によって違うから

どんなことが起こるかはわからないんだよ。

「どうしてですか？」

そういうものだからとしか言いようがない。笑

「じゃあ誰も私の事とか世界のことなんてわからないってことになりませんか？」

この世界のことなら皆んなと

共通するからわかるでしょ？

龍も精霊も意味としてはわかるよね。

「でも、いませんよね？」

いるんだけど、あなたの世界では

まだ認知できる状態にないから

体験できないだけなんだってば。

「そういうものなんですか？」

体験をするかしないかは

体験しないとわからないの。

その必要があるかどうかは

人によって違うんだよ。

「どうしてですか？」

必要悪と同じで、

龍や精霊がわかるためには

そうじゃないものの存在が必要だからだよ。

でも、そうじゃないものの存在が

あなたの知識の中になかったら、

比べるものがないから

認知のしようがないだろ？

「比べるものって何ですか？」

次元の違う世界やパラレルな世界の体験や知識。

そもそも必要悪ってなんだろう？