プライドを持っていい人① | 思い通りに生きる/堀川理恵 フラクタル心理学講師・カウンセラー@大阪

思い通りに生きる/堀川理恵 フラクタル心理学講師・カウンセラー@大阪

一般社団法人フラクタル心理学協会認定 フラクタル心理学マスターコース入門講師・家族関係コース講師・カウンセラー

私はよく、人から自信があるように見られます。前回に書いたブログでも分かるように、プライドもエベレスト級(笑)に高いです。

 

フラクタル心理学(TAW)の入門を終えた方なら、すぐピンとくると思いますが、私は長女です。見た目でもすぐわかるぐらい、そう見えるようです。

 

小学校の時の通知簿に、担任から、「もっとリーダーシップを発揮してほしい」と書かれ、「なんで私が?」と思ったことがあります。「私はリーダーになんかなりたくないのに。なんで私に期待するんだろう?」

 

中学の時には、「あまり冗談が通じなさそう」と言われたことがあります。文集では、私は「できすぎさん」と書かれました。

 

高校は寮制の学校に行っていたのですが、そこでは寮長を任されました。誇らしく思う反面、ずっと自分は力不足だと感じていました。

 

プライドは高いくせに、責任を負うのが苦手な私。

プライドを満たすような状況を現実化しておいて、いざそれが現実化すると、責任を恐れて、逃げだしたくなる・・・・

 

これこそまさに、「サイドブレーキを引きながら、アクセルを踏んでいる」状態ですね。

 

つまり、責任をとりたくないから、サイドブレーキを引く。でもプライドを満たすためにはアクセルを踏んで走る必要があるのです。

 

そんなだから、とても疲れていたのでしょう、25歳で私は結婚し、主婦になります。(ここで前回のブログで出てきた、中学生のときの夢がかないました!)

 

これで、責任の大部分は、夫が負ってくれることになりました。

でも、普通の主婦では私のエベレスト級のプライドは満足しません。

 

そしてまたもや例の、「本当はできるんだけど、できなくなった」状況を作り出します。

 

人は、勘違いに気付くまで、何度も一つの種から同じ現象を創り出すのですね。しかも、現実化され、起きてくる現象はどんどん深刻化していくのです。

 

私は結婚当初、しばらくは働きながら、翻訳学校に通っていました。そのうち、翻訳の仕事を受けるようになって、夢中で仕事を受けました。

 

すると、その年の暮、扶養の範囲を越えてしまい、税務署から通知が来て、40万円ほど追加で税金を納めなくてはいけなくなりました。

 

就職してまだ数年の私たち夫婦にとって年末の40万円は相当な痛手でした。

 

「せっかく頑張ろうと思ったのに、頑張ったら損をするんだ」

 

前回のブログから続く、私の心のねじれが、大人になったとき、こんな大きな出来事を現実化してしまいました。

 

くじけそうになりながらも、持ち前のプライドがむくむくと顔を出し、「こんな思いをしないように、扶養なんか気にしなくていいぐらい稼いでやる!」と思ったのです。

 

そのうち、夫が上海に転勤になり、私もついていきました。

翻訳の仕事は、メールでやり取りしながら、続けることができました。私は無我夢中で仕事を受け、昼夜が逆転することもしばしばでした。

 

そんな生活を続けているうち、私はとうとう婦人科系の病気にかかってしまったのです。

 

私はまたここで、「頑張りたいけど、頑張れない」を現実化してしまったわけです。自分の健康を損なってまで、一体私は何を得たかったのでしょう?

 

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このころには私は働かなくても、夫の収入で十分やっていけるまでになっていたので、私はもう働くのをやめ、自分の身体を健康に戻すことを最優先しました。

 

それからスピリチュアルにハマっていくのですが、その話はまた今度書くことにします。

 

続きはまた次回に。