引っ越したところは以前住んでいたところの近くだった。
そのため、そのときに仲良くしていたママ友と再会した。
そして、「ケントが大きくなったので先生にごあいさつに行こうと思う」と話した。
すると彼女は言った。
「先生はつい最近お亡くなりになった」と‥
入院されるギリギリまで診療にあたっておられたそうだが、ほんとにお辛そうだったと言っていた。
先生は注射ができないので血液検査もできない。
そして、極力、薬も出さない。
検査しない、
薬出さない、
つまり、儲からないわけだが、先生はその子自身がもっている自己治癒力とお母さんの力を信じておられた。
そして、お母さんにはその病気について学ぶように教えてくださった。
このM先生との出会いは、子どもの病気に対するわたしの取り組み方に大きな影響を与えた。
先生は天国におられるが、先生が教えてくださったことは今もなお、わたしの中に息づいている。
小さい頃から、ご不自由なお身体で医者を目指した先生の思い‥
ほんとにわたしは先生が何をおっしゃってるのか聞き取ることはできなかった。
でも、奥様は全部聞き取って伝えてくださっていた。
お二人の愛とか理解とか信頼とか‥
そういうもの全てひっくるめて、わたしの心に深く刻まれている。
水野先生,ありがとうございましたm(_ _)m
続く
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