今週末、次男と不登校をテーマにオンラインで講演をすることになっている。
それで、不登校のことについて考えてみた。
わが家は4人の子ども全員が不登校だったり、まだら不登校だったり、めんどくさくてあんまり行かなかったりした。
行きたくない理由もさまざまで、
行きたいけど、行けなかったり、
行きたくないけど、ゲームのごほうびのために学校に行ったり‥
行く理由もさまざまだった。
その間のわたしの心持ちについて聞かれることも多い。
正直言えば、最初は学校に行ってほしかった。
20年以上前のことなので、その頃は今ほど不登校の子は多くなかった。
焦りも、苦しみもしたけれど、どこかのタイミングで、「家に居るのも良いなぁ」と思った。
家にいて過ごす子どもたちを見ていて、「おもしろい」と思ったのだ。
彼らは家に居るときは自分で「今日は何をするかな?」って考えて好きに過ごす。
もちろん、毎日違っていたわけではないが、ときどきおもしろいことをしていた。
「今日はどうしようかな?」って思えるのって良い。
思い出は美化されがちだけど、それでもやっぱり子どもたちは子ども時代を「ゆったり過ごしたなぁ」って思う。
だいたい、学校に行っていても、宿題もあんまりやらなかったし‥
多分、宿題をやって行かなかったら、先生にも怒られたんだと思うが、怒られても、宿題をやるよりそっちの方がマシだったみたいなことを言っていた。
ゆとり教育が良かったのか悪かったのか知らないが、
どっちにしても、子どもたちの生活にはゆとりがあった。
次男が小さい頃、たくさんのいたずらをしていたが、おとなになって、「あの頃は、何をやっても楽しかった」と言っていた。
それを聞いて、学校に行っていようが、行っていなかろうが、どっちでも、楽しく過ごせていたらそれで良いと思った。
子どもの頃を振り返って、「楽しかったなぁ」って思えたら、それで良い╰(*´︶`*)