大腰筋ウォーキング | 堀 啓のブログ

大腰筋ウォーキング

大腰筋の鍛え方。



いろいろ調べて、入門編として一番良さそうだったのが、ウォーキングでした。



大腰筋と言うのは、足を前に振り上げたり、もも上げ運動をする時に使われる筋肉ですが、ただ単にもも上げ足上げをしても、効果は薄い様です。



何故なら、インナーマッスルで意識しづらい大腰筋よりも、意識しやすい腹筋や大腿の表層の筋肉、つまりアウターマッスルを使ってしまうからなんです。



それではどうすればいいかというと、収縮させようとばかり意識せずに、一旦伸ばしたてやるといいみたいです。



この大腰筋、「伸ばされている時に力を発揮する」と言う特徴があります。



人間の身体には筋肉が急に伸ばされると、その反動でゴムのように縮もうとする「伸張反射」という機能があります。この機能を上手く使ってあげる事が大切で、大腰筋を鍛える時には、一旦筋肉を伸ばし、その反動で収縮する、という運動を繰り返す事が効果的なんだそうです。



その方法として、一番大腰筋の伸縮を意識しやすいのがウォーキングだと思います。



ウォーキングで大腰筋を上手く使うコツがいくつかあります。



ひとつめは、「脚を後ろに伸ばすこと。」



大腰筋を伸ばすため、足をおろしたら、足の親指で地面をぐーっと後ろに押すように伸ばし、腰の前面、お腹の前面が伸ばされている意識を感じてから足を地面から離します。



このとき、足の親指を最後まで地面に付けておいて親指で地面を押すようにするとより効果的な気がします。



ちなみに踏み出す時は特に大股にしようとせず、身体の真下に足を下ろしていく感じで踏み込むといい感じでした。



ふたつめは、「足を付け根から動かすこと。」



大腰筋は身体の中心にある筋肉なので、意識するにはやはり身体の中心に近い部分を動かすことが大切です。



なので、僕はなるべく膝を曲げず、足の付け根から動かす事を意識してます。



みっつめは、「みぞおちから足が生えているイメージで歩く」



正直これが自分でも意識が難しかった部分なんですが、大腰筋は胸椎から腰椎にかけて、ちょうどみぞおちのあたりから足の骨の付け根まで伸びている筋肉です。



なのでこの「みぞおちから足が生えているイメージ」で歩く事によって、大腰筋が活性化するのかもしれません。



これはもう具体的にどうするというよりはイメージの問題なので、足長おじさんになったつもりで歩くのが一番いいかもしれませんね(^^;)



これらの事を意識しながら歩いていたら、僕もみぞおちの奥の、大腰筋の起始点にあたる部分がなんとな~く使われてる気がしてきて、三日ぐらいしたらみぞおちの奥に、筋肉痛まではいかないまでも、心地よい疲労感を感じる事が出来ました(^-^)/



僕は以前トレーナーに、「ジャブで踏み込む時は、腰から前に出るような感覚で踏み込め」と教わったことがあります。



このイメージを歩行にも活かすと、上記の大腰筋で歩く際のポイントが自然とできる気がします。



この歩き方、全身を使いしなやかに歩くので見た目にもダイナミックで綺麗な歩き方です。(と僕は思います)



みなさんも是非、通学、通勤時や、ウォーキングじなどに、この歩き方を意識して歩いてみて下さい(^^)