イライラをおさえるミニレッスン3 | 自己嫌悪を解消して自己肯定感をグングン高める心理トレーニング

自己嫌悪を解消して自己肯定感をグングン高める心理トレーニング

自己嫌悪で悩んでいませんか?心の仕組みにしたがって正しいトレーニングをすれば自己肯定感はグングン高められます

こんばんは^^


心理カウンセラーの堀口寿人です。


僕も、仕事が始まりましたが、なかなかお正月気分が抜けないですね^^;


みなさんも仕事始めでお疲れだと思いますが。。


どうぞ、お付き合いください。


イライラをおさえるミニレッスンの最終話です。


先生への復讐に燃える若き王。


イライラの結末はどうなるのでしょうか?

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しかし、先生もそのことはお見通しでした。


『今行っても若い王は分かってくれないだろう。』


そうやって、申し出を断りました。


そして数年たったある日。


王はまた先生のもとへ使いを出しました。


そのときに先生は決心しました。


『今なら王を説得できるはずだ』


そして、先生はバーラーナシー国へ行きました。


先生を見た王はイライラした顔で、言いつけました。


『今でもまだ先生に打たれた背中が痛むのだ!先生、あなたも今日痛い目にあっていただかなくてはならない!』


それを聞いた先生は答えました。


『王よ。もし私があのとき戒めなかったら今頃どうなっていただろう? 盗みがだんだんひどくなり、そのうち盗賊となって、逆に王の前に引き出されることになったでしょう。今そうやって立派な王様になっているのは誰のおかげでしょうか?』


それを聞いた大臣たちも言いました。


『王様。今この国が安泰なのもすべて先生のおかげでございます。』


すると、王もそれを理解し、


『先生、私は誤解していました。この国は先生こそ王になるにふさわしいと思います。』


と言いましたが、先生は


『王よ。私には国は必要ありません。』


と、国王になることを辞退しました。


しかし、王の気持ちはおさまらず、先生には生涯お金や食べ物を送って先生へ恩返ししましたとさ。

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いやー長いお話でしたね^^;


ポイントはいつの間にか、王の気持ちが変わっていたところです。


最初はイライラしてたのに、最後には感謝になっていましたね。


何がきっかけだったか分かりましたか??


それは、


王が自分の誤解に気づいたことですね。


王はずっと学生時代から誤解していました。


背中を打った先生は悪者で悪意があると。


しかし、そこには実は愛があることが分かったとたん、王は変わったのですね。


このお話って人事だと思いますか??


実は私たちのまわりに、『誤解から来るイライラ』って結構あるものです。


もし、まわりにイライラしたとしたら、誤解をとくチャンスかもしれません。


その時は自分にこう聞いてみます。


『私は今どんな誤解してるんだろう?』