今日学生から「ハロウィンお菓子のお返しです!」と貰ったパラソルチョコ。
「へぇ〜今もあるんだね〜」
「これね、私が小さい頃、母がよく買って来てくれたの」
学生達とそんな話しが始まった…。

もう50年以上も前の思い出だ。
私の両親は地方公務員の共働きだったので母は夕方まで帰って来ない。
家族は弟に祖父母、叔父叔母や従兄弟もいたから淋しかった訳ではなかったと思う。
でも夕方になると路地を曲がって帰って来る母を表のゴミ箱の上で待ったものだ…。
母はよくお土産を買って帰って来た。
不二家のパラソルチョコレート!
これは定番だった!
弟と従兄弟と4人で食べる!
「そ〜っと慎重に紙をむかないと先っぽが折れちゃうんだよ!」
その瞬間は息を止めてたと思う。
そしてきれいに尖った先っぽが現れた時の感激!
折れた時のがっかり…。
結構盛り上がるイベントと化していた。
お土産は母なりの愛情だった。

長い間目にしなかったパラソルチョコを手にして懐かしい気持ちが胸いっぱいになった…。

さ〜て50年振りのパラソルチョコ、先っぽまできれいにむけるかな(^-^)