東京アスファルト

東京が暑いのは、

アスファルトのせいも多分にあると思う。

僕が小学生の頃の夏、

東京が沖縄の最高気温を越えることは

まずなかったから・・・

最近アリに続き、セミを見なくなったのも、

アスファルトせいなのか・・・

人に利便性のみを与えてないね、東京アスファルト。

そんなアスファルトをバイクで走っていたら・・・

久しぶりに迷子になった（苦笑）。

いつもとルートを変えたせいだった。

そして行き着いた場所は・・・

都心のわりに緑に囲まれた神社だった。

暑さと焦りで汗だくだった僕は、

休憩ついでにお参りしようと神社に足を踏み入れた。

その瞬間、一陣の風と共に体に感じた清涼感！

まるで結界の中にでも入ったのかと錯覚するくらい・・・

涼しいのだ。

同じ世界なのに違う世界みたい。

周りに樹があるだけで、

土があるというだけで。

神社と併設された公園のベンチで眠るおじいさんとは対照的に、

子供たちは遊具で楽しく遊んでいた。

うん、ここなら寝苦しくないし、

楽しく遊べるね。

自然の涼しさは単に涼しいだけでなく、

心地良さと安心感を与えてくれる。

神社を出るときに、

子連れの狛犬の存在に気付く。

子連れのは初めて見た。

同じく気持ち良さそう・・・

というか、当たり前だけど、この緑の風景にはまっていた。

自分も子供と住まうなら、

なるべく緑の多いところ、土のあるところに住みたいと思った。

それが叶わないなら、

バイクに乗せて緑のあるところに連れて行かないとね、

この神社のようなところへ・・・

自分より若い世代に、

若い時に絶対に記憶しておいて欲しいから。

オレが子供の頃、当たり前にあったものがなくなり、

オレが子供の頃、考えも付かなかったモノ、

想像しえなかったことが起きてる・・・

そのせいで、

当たり前にあったものの存在さえ忘れつつある・・・

僕らは本当にきちんと取捨選択できているのか

強く不安を感じる時がある。

昨日とはうって変わって、

少し改めるところを改めないと、

いつか自然に・・・いや地球にかな？

人間が選ばれなくなる日が来るんじゃないかと思って漠然と怖い。

常日頃恐怖するわけじゃないけど、

恐れを感じた時には素直に改めようと思う。

自分1人が変わったところで・・・って発想じゃなく、

自分が1人が変われば・・・って発想で。

そういう意味でいったら、

人の発想を多くに伝えられるインターネットってやっぱすげぇ！

あとはもう人の心の問題だーね。

From Kazuma