2018年6月13日(水)
肺がん患者の会ワンステップ×オンコロ共催のセミナー
『日本初!?EGFR陽性肺がん患者さんのためのセミナー~複雑化する治療に迷わないために~』
参加したかったのだけれども、平日の19:00~21:00と夜間だったため、まだ体力に自信のない私は、妻にお願いして代わりに参加してもらうことにしました。資料の入手と可能であれば録音してきて欲しいと。
※現在はオンコロのHPで動画公開されています。TouTubeはこちら。
ただし、難しい話を2時間聴講するのは大変だろうから、少しでも基礎知識をレクチャーしておくことにしました。
一番の難敵は、専門用語、中でも英語の略語でつまづくとチンプンカンプンなので、講演に出てきそうないくつかの単語を解説しておきました。
・PS(Performance Status パフォーマンス ステータス)
全身状態の指標であり、患者さんの日常生活の制限の程度。スコアで0~4に分類。
0:まったく問題なく活動できる。発症前と同じ日常生活が制限なく行える。
1:肉体的に激しい活動は制限されるが、歩行可能で、軽作業や座っての作業は行うことができる。例:軽い家事、事務作業
・・・
ガイドラインの中で「PS 0-1,75歳未満に対しては,EGFR-TKIを行うように推奨する。」
というように使われる。
・PD(Progressive Disease プログレッシブ ディジーズ)
病態進行:がんが進行すること
奏効率:抗がん剤など薬物療法の効果があった割合
CR : Complete Response、腫瘍が完全に消失した状態
PR : Partial Response、腫瘍の大きさの和が30%以上減少した状態
SD : Stable Disease 、腫瘍の大きさが変化しない状態
PD : Progressive Disease、腫瘍の大きさの和が20%以上増加かつ絶対値でも5mm 以上増 加した状態、あるいは新病変が出現した状態
・PFS(Progression-Free Survival プログレッションフリーサバイバル)
無憎悪生存期間(むぞうあくせいぞんきかん)
がんが進行せず安定(SD)した状態である期間
Pで始まる単語は、結構多いですね。
カプランマイヤー 治療法による死亡リスクの違いを比較する生存率曲線を描くときに使われる方法の一つ カプランマイヤー曲線
・OS(Overall Survival オーバーオールサバイバル)
全生存期間:治療開始日から患者さんが生存した期間
・MST(Median Survival Time メディアン サバイバル タイム)
生存期間中央値の期間
メディアンは「中央値」、例えば9人の身長を測るとき丁度真ん中にあたる5番目の人の身長が中央値。MST12ヶ月といえば、患者さんたちに治療を行って12ヶ月経過すると半分の方は亡くなるということ。
・HR(Hazard Ratio ハザードレシオ)
臨床試験などで使用する相対的な危険度を客観的に比較する方法
ハザード比が1より小さい場合に有効と判定され、その数値が小さいほど有効
・CI(Confidence Interval コンフィデンス インターバル)
信頼区間:95%の確率で母平均が含まれる範囲
信頼区間が
1よりも小さい(0.65-0.88)・・・リスクは減少すると判断する
1をまたぐ場合(0.82-1.08)・・・有意差なし
1よりも大きい(1.02-1.21)・・・リスクは増大すると判断する
医療統計学の解説はこちらがわかりやすいかな。
つづく