昨日は久しぶりに都内のオフィスに出勤しました。一週間前であれば、息切れで無理無理だったのですが、風邪や抗がん剤副作用からの回復とジオトリフの活躍でなんとか復活したのでした。

ただし、仕事というよりも健康に関するイベントの約束が主たる用事でした。午前中は年に一度の定期健康診断、午後は2ヶ月に一度の産業医面談を予定していました。

どちらも会場はオフィスから7,8分歩いた別のビルです。病み上がり(治った訳ではないけど)に朝食抜き、強い日差し、35℃の気温はキツイですね。

まずは、午前11時からの健康診断です。病院で、採尿・採血、レントゲン・CT撮影の検査を頻繁に受けているので、今さら感はあったのですが、視力、聴力、心電図など他の検査項目もあるから大事ですよね。

問診票には肺がん治療中で、自覚症状は息切れと記入しておきました。

身長測定は帽子をかぶったままでOKでした。それなのに0.5cm以上縮んでいました。息苦しいので胸を張る力が弱く猫背になったのでしょうね。

体重、腹囲は増加。体調を崩すと一気に減るので貯金しているのです。視力は低下しましたが、遠近両用眼鏡のため、ちょっとした角度の違いで視力が出なくなるので気にしません。血圧、聴力はOKでした。採血も一発で上手く行きました。

診察では病気にふれられることはなく、目、口の中、喉のリンパ節の確認、聴診器の結果、特に所見無し。心電図でも胃ろうの痕でお腹に穴が空いているのですが、問いかけも無く淡々と終了しました。

最後にレントゲン撮影です。ところがレントゲン車がある駐車場に移動せず、検査会場で待っている人が行列を作っていました。混雑しているのでここでお待ち下さいとのこと。30分待ったところて、レントゲン車が故障し、代わりの車がこちらに向かっているので、午後にまた来て下さいという説明がありました。

しょうがないなぁ、と思いつつ、元々レントゲン撮影は通院している病院で管理しているので不要と思っていました。無駄な被爆は避けたいですもの。昨年は、素人が見ても異常陰影という当たり前の結果で、健康管理センターに呼び出され治療状況を説明する手間もかかりました。

そこで、事情があるので今回はレントゲン撮影は免除して欲しいとお願いしたところ、それはできませんという回答。労働安全衛生法で決められた法定健康診断であって、会社、健康保険組合からの指示で全員が実施することになっているとのこと。

いやいや、誰のための健康診断なんだか?
こうなると引き下がれません。

さっき診察を受けた先生に事情を説明して、レントゲン撮影の項目だけ免除してもらえるようお願いしたいと頼んでもそれは認められませんの一点張り。もうお昼で誰もいなくなった会場に取り残される始末。いろいろと問い合わせしてもらった結果、産業医の許可をもらって下さいとのこと。

ちょうど午後から産業医面談があったので、それでいいですよ、と会場を後にしました。

午後、産業医の先生に相談したところ、いいですよと即答されました。しかも、検査項目の一部免除という帳票があって、内容の記載と産業医の先生の承認、その後に総務の承認が得られればOKでした。本来は事前に手続きするらしいのですが、そんな事はどこにも説明が無かったからわからないですよ。

来年は定年退職だからもう受けないかな。

もしも、会社の健康診断でレントゲン撮影を拒否したい方は参考にしてみて下さい。