新しい令和の時代は通院でスタートでした。朝9時台の診察予約でしたが、混雑が予想されたので急ぐことはせず、8時40分に病院入りしました。
採血に30分、レントゲン撮影に15分かかり、腫瘍センターは9時半に受付できました。意外とスムーズだったかな。採血のとき、左腕の血管に元気がありませんでした。抗がん剤点滴の回数を重ね、疲弊してきているのでしょう。
今日は、アリムタ初回点滴から一週間経過し、腎機能や骨髄抑制の状況等を確認するための検査です。今回は、予想以上に副作用がしんどくて、顔や身体の火照り、頭の重さ、鼻の奥の不快さ、一昨日の発熱と微熱の継続など心配な要素がありました。血液検査の結果で数値に現れた方が納得はいきますが、原因や対策によっては深刻なことになりかねません。例えば、肺炎、原発巣の急速な増悪、自己免疫疾患とか? というように1時間程悶々としながら待っていました。
待合室のテレビは、新天皇陛下即位の行事の様子を伝えています。同世代なので、色々な人生があるものだなぁと眺めていました。
診察室に呼ばれ、一週間の様子を伝えました。
今日の血液検査の結果は以下の通りでした。
基準値 (4/24) (5/1)
白血球数 4~9 10^3/ul 7.2 2.7L
ヘモグロビン 14~17 g/dl 10.2L 10.2L
血小板数 157~382 10^3/ul 272 161
アルブミン 3.9~4.9 g/dl 4.1 3.6L
クレアチニン 0.61~1.04 mg/dl 1.13H 1.13H
尿酸 3.8~7.5 mg/dl 8.4H 6.7
CRP 0.3未満 mg/dl 0.13 5.10H
炎症によるCRPの急な高値、アルブミンの低値が現れています。37度台の発熱の割に数値が大きく反応しています。レントゲンでは肺炎の所見はありません。数値は示していませんが、肝機能を示す数値は若干増加傾向であるものの、まだまだ正常範囲でした。腎機能は多少弱っているけど横ばい、尿酸は大幅改善でした。一体どこが炎症しているのでしょう。
アバスチンの副作用である鼻血が治まってからも、鼻の奥が不快だったので、蓄膿症(副鼻腔炎)が疑われました。4月に撮ったMRI画像を見ると、少し腫れているようです。粘膜が弱くなっており、一時的に感染したかもしれません。ということで、抗生剤(ジェニナック錠)と点鼻薬を処方してもらいました。これで様子を観てみましょう。
本来は白血球が増加して対処するのでしょうが、骨髄抑制のため白血球は激減中です。予想以上に減っていました。週末にかけてまだまだ減りそうですから、人混みを避けないといけません。
来週水曜日に、また検査・診察が入りました。新しい抗がん剤の時は入院して経過観察するのが普通なのでしょうが、私の場合は管理可能ということで、通院で済ませています。次回までに炎症が治まってくれることを期待しましょう。
いやいや、本来は原発巣撃退ですから、アリムタの効果こそ期待しましょう。