国立がん研究センター がん情報サービスに、インフルエンザQ&Aがまとめられています。

免疫が弱ってしまう中であってもインフルエンザへの抵抗力を高めるために、がんではない方以上に、がんの治療中の方にはインフルエンザ予防接種が勧められています。

ただし、がんの症状や全身状態によって接種の時期などを検討する必要があります。まずはがん治療の担当医に相談してください、とのことです。

また、同居のご家族にもしっかりインフルエンザ予防をしていただくことが、がんの治療中の方への感染予防につながります、ということも大切ですね。

 

今日の会社の帰りに、インフルエンザ予防接種を受けてきました。予診票をあらかじめ準備しておいたので、受付で体温計を渡されて、熱を測り終えるとすぐに名前を呼ばれました。お医者さんから予防接種可能の診察を受け、看護師さんに注射してもらいました。毎月注射している骨転移治療薬のランマークに比べると、痛くはないですね。

 

診療費は3,780円でした。予防接種代3,500円に消費税280円ですね。インフルエンザワクチンの接種は病気に対する治療ではないため、健康保険が適用されません。原則的に全額自己負担となり、費用は医療機関によって異なります。大体3,500円が平均的な値段のようです。

原則的というのは、会社の健康保険組合では、疾病予防のため予防接種を奨励しており、2,000円/回の補助金が出るので、負担が軽減されるからです。

 

同様に、インフルエンザ予防接種は病気に対する治療ではないため、所得税の医療費控除の対象外です。ただし、「インフルエンザにかかってしまうと、持病が悪化してしまう」とか「別の病気が理由で免疫力が低く、インフルエンザにかかりやすい」など、身体に大きなリスクがあると医師が判断し、予防接種を指示した場合は、医療費控除の対象となる場合があるそうなんですが、それを証明するのが大変そうです。

一方、医療費控除ではなく、昨年から始まった医療費控除の特例(セルフメディケーション税制)の適用を受けることを選択した場合、スイッチOTC医薬品(要指導医薬品及び一般用医薬品のうち、医療用から転用された医薬品)を購入した際に、その購入費用について所得控除を受けることができるのですが、その際に健康の保持増進及び疾病の予防への取組みを証明する必要があり、予防接種はそれに使えます。予防接種費用が控除されるわけではないんですけどね。この制度自体がわかりにくいけど。

 

医療費控除も、健康保険や生命保険の給付金の分を除いて計算しないといけないから、結構大変だな。だけど、がん診断給付金は入院や手術の医療費等の補てんとして給付されるものではないので、医療費から差し引かなくてもいいらしい。

保険金などで補填される金額は、その給付の目的となった医療費の金額を限度として差し引きますので、引ききれない金額が生じた場合であっても他の医療費からは差し引きません、とあるので、細かく見ないといけないのかな。

確定申告まで、まだ時間があるから、もう少し調べておきましょう。