ガンマナイフ治療にあたり、以前検査したPET/CTやMRI画像データを病院に提供したものが、返却され手元にあります。ちょっと話題になったキーワードの「全身がん」。がんが身体のあちこちに転移した状態を表現した言葉ですが、私の場合はどうだったのでしょう。記録を残しておきましょう。

全身PET画像です。左が治療前の3月20日、右がジオトリフ服用6ヶ月の9月26日の画像です。

もともと多くの糖を消費する脳や、薬が尿として排出される経路である腎臓や膀胱が黒いのはPETでは判定できません。

当初の画像診断結果は、左肺がん(赤矢印)、左胸膜播種(赤丸)、多発リンパ節転移(赤矢頭)、多発骨転移(黄矢頭)、右肺内転移疑い、というものでした。これに脳MRI画像結果から、多発脳転移が加わりました。幸いなことに、肝、胆、膵、腎、副腎、脾、骨盤内臓器に異常はみられませんでした。そこそこの全身がんというところでしょうか。

 

ジオトリフ君の威力はすごいですね。右のPET画像では原発巣と食道傍の一部を除いて転移巣が消退しています。

残っているものは、増大しているものなのか、増大しているとしたらその要因は?というのが今後の治療方針を決めることになるでしょう。

 

今回のCT所見の最後には、「軽度の脂肪肝の所見が見られます。」の一言がポーン

全身がんとは関係ないよねえー