今年のノーベル賞は、10月1日の生理学・医学賞を皮切りに物理学賞、化学賞と発表が続きます。この時期になると、日本人の受賞者が出るか、そして誰が受賞するかという予想の話題が盛んになります。
日経メディカルの記事「ノーベル賞、今年の日本人の受賞は?」によると、京都大学高等研究院特別教授の本庶佑(ほんじょ たすく)博士が断トツの1位とのこと。免疫チェックポイント阻害薬の抗PD-1抗体について礎を築いたという点が支持されています。「オプジーボ(ニボルマブ)」の開発もけん引してきました。抗CTLA-4抗体を発見し、「ヤーボイ(イピリムマブ)」を開発したジェームズ・アリソン博士との同時受賞が期待されます。
ここ数年常に候補に挙げられていましたが、今年は特に、「オプジーボ」と同じPD-1分子阻害剤である「キイトルーダ(ペムブロリズマブ)」との特許係争(小野薬品、ブリストル・マイヤーズ スクイブ社と、メルク社)が「オプジーボ」側が主張する形で和解が成立したことが追い風になりそうです。
CTLA-4 とPD-1の働きについては、日本科学未来館のブログがわかりやすいですね。基礎となる免疫細胞の役割は「はたらく細胞」の白血球さんたちのお仕事で勉強しましたから![]()
この病気になるまでは、物理学賞や化学賞に関心があったのですが、今年は生理学・医学賞に注目です。是非とも本庶佑博士がノーベル賞を受賞して、この領域の研究が大いに進展することを期待しましょう。