昨日のブログでちょっと気になった小さいレントゲン写真。

 

調べてみると、胸部直接・間接撮影の違いと特徴というのがありました。

病院や診療所での撮影は直接撮影 というものです。また、学校や職場に検診車が来て胸の写真を撮りますが、こういう場合は間接撮影 というものです。

 

間接撮影とは
 人体を透過したX線は吸収の度合いに応じて、蛍光板に可視光としてX線像を結像さ せる。これを離れた位置からカメラ(ミラーやレンズ)で撮影する。蛍光体とフィルムは離れているの で、間接撮影といわれている。フィルムには縮小された像が写る。フィルムは1コマが100 ミリ×100ミリでロールフィルムになっている。縮小像を読影するので、拡大レンズ(1.5倍が適当)の付いた、間接フィルム用観察器で見る。

 

なるほど、ロールフィルムで何百枚もの撮影を行なうことができるから、経済的で集団検診に向いているというわけですね。間接撮影は3~5ミリという極めて小さい病巣の発見能力等でやや劣るものの、 ロールフィルムは一定時間に多人数の読影ができたり、保管スペースも少なく済むので、集団検診では現在のところ間接撮影の方が優れているとのことです。

 

今後は、デジタル方式になり、画像処理を活用して精度の高い読影へと発展が期待されます。

 

そもそも集団検診は、学校や職場での結核の集団感染を予防することが始まりなんですね。早期に肺がんも見つけられたら儲けもの、という感じなのでしょう。

偽陰性(肺がんの見逃し)によるがん発見の遅れを避けるために、疑わしいものを全てチェックしてしまうと、偽陽性(本当は病変がないのに精密検査が必要と判定されること)による精神的苦痛や精密検査に伴う肉体的苦痛が生じることから、異常陰影の判定は社会的・経済的観点でバランスがとれているところに落ち着いているのでしょう。

 

肺がんを心配する人は、集団検診に任せるだけではなく、個別に人間ドックを受診する等他の方法により健康を管理するという選択肢も存在するんだよ、ということを早く言って欲しかったガーン