2018年8月11日(土)

国立がん研究センター 築地キャンパス 新研究棟で開催された、ジャパンキャンサーフォーラム(JCF2018)に行ってきました。

 

写真は入口でパンフレットとともに配布されていたリストバンドです。

 

 

時間に余裕がなく、会場もとても混雑していたので、展示ブースを回ることなく、セミナー会場の入り口前に並びました。

16:00-17:00 からの「肺がん」のセッションでは、外科治療(坪井先生)と、薬物療法(後藤先生)の講演がありました。

私は切除不能のⅣ期なので、外科治療の話をはじめて聞いたこともあって新鮮でした。術後のリハビリや前向きな姿勢の重要性は薬物療法でも同じですね。

薬物療法の話は、17:00-18:30 からの「日々進化し、 激変するエビデンスの中で、 肺がんの治療はどう作られるのか」と題したガイドラインの作られ方が、来場者も参加して議論するという形で進められたので、その基礎知識のおさらいとして役立ちました。

 

NPO法人肺がん患者の会 ワンステップ代表の長谷川さんの司会で進められた「ガイドラインの作られ方」では、先生が治療法の概要とエビデンスの強さを説明した上で、推奨度を来場者の挙手による多数決で決めるという、模擬会議が行われました。

ROS1、ALK、EGFRの3例について議論されましたが、分子標的薬や比較試験の知識がちょっと必要でしたね。

中でもEGFRは新たな薬の登場により治療法が混沌としてきたので、ガイドラインにどのように盛り込むか、悩ましいようです。オシメルチニブ(タグリッソ)がもうじき一次治療から使えるようになるとのことで、はたしてどうなるでしょうか。今回の模擬会議では、エビデンスレベルはB、また総合的評価では行うよう弱く推奨(提案)できると判断し、推奨度は2Bとなりましたが...

 

一次治療では患者さんの背景がよくわからないし、患者さんの知識も不十分なのでガイドラインに沿って治療を開始するのはもっともな話ですが、二次治療以降ではお医者さんと患者さんとの信頼関係のもと、患者さんごとにカスタムデザインされた治療になるように、今後の発展が期待されます。それとも、AIを使ってアレクサが答えてくれるようになるのかしら。


なお、今回のジャパンキャンサーフォーラムのプログラム動画は、後日公開されるそうです。

CancerChannel

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