2018年3月20日(火)
がんの全身への転移状況を調べるために、PET/CTと造影MRI検査を新横浜にある検査専門クリニックで受けてきました。大学病院などと提携することで、最新の検査施設を高い稼働率で運用できるメリットがあるのでしょうね。

雨の中、車で1時間弱で着きました。とてもきれいな病院です。受付、更衣室、問診、注射、リラックス部屋、そして検査と順調に進んでいきました。

ちょっと検査法のおさらいをしておくと、
PET検査は「陽電子放射断層撮影法」という意味で、ポジトロン・エミッション・トモグラフィー(Positron Emission Tomography)の略です。
がん細胞が正常細胞に比べて3~8倍のブドウ糖を取り込む、という性質を利用します。PET検査はブドウ糖に似た検査薬(FDG:ごく微量の放射線を放出する薬剤)を注射し、その集まり具合を検出して診断するものです。

CTは「コンピュータ断層撮影法」コンピューテッド・トモグラフィー(Computed Tomography)の略です。エックス線を使って身体の断面を撮影するものです。
PETではがん細胞の活動状況を知ることを得意とします。一方、CTでは臓器の形をしっかりと映し出すことを得意とします。その二つの画像を重ね合わせてみることにより、正確な診断を行うことが出来るという優れものです。ただし、もともと多くの糖を消費する脳はPET検査が苦手とするところなので、こちらはMRI検査を使います。


MRIは「核磁気共鳴画像法」マグネティック・リゾナンス・イメージング(Magnetic Resonance Imaging)の略です。強力な磁場と電波を使って断層画像を作ります。磁場を作るのにトンネルの中で大きな音がするため閉所恐怖症の人にはかなり苦痛を感じたりします。MRIではレントゲンとは異なり骨の影響を受けないため、頭蓋骨に囲まれている脳内も鮮明な画像が得られます。

さて、私は既に胸膜に転移し胸水が溜まっている状態であり、血液検査結果からしても悪い状態であることは間違いなく、当然遠隔転移はあるだろうということで、不安になることもなく粛々と検査を受けてきました。今後、治療を受ける際のベースになるデータの収集ですね。

すべて終了してお会計は、38,150円。保険適用の3割負担でこの値段ですから、結構な金額ですよね。この病院ではがん検診として、PET/CT検査を実施しています。10~30万円の費用がかかるようです。がんを治すには早期発見が不可欠ですので、もっと気軽に受けられればと、今さらになって思います。

さて次週はいよいよ治療方針が決まり、ようやく治療がスタートです。
抗がん剤治療に備えて「調剤用パンビタン末」を一週間服用するようにと退院時に処方してもらいましたが、はたして...
(当時は何のことかわからなかったのですが、プラチナ製剤+アリムタを想定してのことだったのですね)

つづく