血液培養検査の結果は陰性で、感染症ではありませんでした。
発熱の原因は、「腫瘍熱」だろうとのこと。
そのまんまというか、なんか物騒な名前ですね。
腫瘍熱の発生機序
腫瘍自体から、あるいは腫瘍壊死物質を貪食した好中球やマクロファージから発熱性サイトカインが産生され、脳内の視床下部にある体温調節中枢のセットポイントが高温にシフトする、と言われています。まだ完全に解明はされてはいないようですが。
腫瘍が大きい場合、壊死を伴っている場合、他臓器に浸潤している場合、転移巣がある場合(特に肝転移)とか心配になるケースが挙げられているのですけれど、私の場合はどうなんでしょう。
胸水が抜けたことにより、押し潰されていた原発巣のある左肺下葉が少し解放されて、癌の助
がのびのびしているのではないだろうな。
体温が38.5℃に上がっても、風邪で熱が上がるときのような悪寒や関節の痛みは全くなく、本人はケロッとしている不思議な発熱です。でも無理はできませんけど。念のため解熱鎮痛薬アセトアミノフェンを処方してもらいました。
結局、胸水ドレナージでは胸水を新たに750ml抜きました。胸腔鏡検査のときと合わせると、計1.5リットルの胸水を抜いたことになります。
ドレナージチューブを抜いて、傷口を縫合しました。抜糸は次回入院時にします。
レントゲン写真によると、左肺下葉は期待に反し膨らみが戻っていないようです。
腫瘍熱も続いています。胃の圧迫感もあります。病棟内を歩き回る元気もありませんでした。
けれども、検査入院ですから予定通り3月19日(月)に退院しました。
皮下気腫のときのマーキングは忘れずにアルコール綿で拭いて消してもらいました。
病気の完治とか、快気祝いとかには全く無縁の退院は寂しいものでした。
それでも、前に進みましょう。明日はPET、MRI検査です。
つづく