能登の食材を使った
やさしいお料理のお店。
イタリアンカフェこだま。
被災地で食事をすること自体が、
失礼になるのではないか、
ご迷惑なのではないかというのが、
私の正直な気持ちでした。
しかし野庭さんは、
「そうではなくて
是非珠洲の美味しいものを食べて欲しいんです」
と仰い、
こちらのお店を予約していて下さいました。
それでも本当にいいのかという気持ちは、
心のどこかにあるものです。
オーナーご夫妻曰く、
「今まだ頑張っているというこの状況を伝えたい
是非また珠洲に観光に来ていただきたい」
とのことでした。
珠洲こだまピッツァ。
どのメニューも能登の食材を使い、
能登の風味や味を大切にしていて、
とても温かくやさしい。
オーナーご夫妻のそんな思いをお聞きし、
また能登のメニューに触れることにより、
今一番必要で大切なものは何か…
ということが、
少し分かったような気持ちになりました。
今日この目で見た光景を、
私は絶対に忘れない。