朝から降ったり止んだりをくり返す…雨。
人生の中でくり返すのは四苦八苦。
四苦は四つの苦しみ。
生まれる生きることの苦しみ。
病気を患う苦しみ。
老いることの苦しみ。
死ななければならない苦しみ。
これらは誰もが経験することです。
そして残りの苦しみ。
愛する人と別れる、
離れなければなければならない苦しみ。
憎らしい人と、
出会わなければならない苦しみ。
求めても得られることができない苦しみ。
肉体や精神が思い通りにならない苦しみ。
全部合わせて八苦。
四苦八苦。
あとの四つの苦は、
まだそのことから解き放たれることが、
可能のような気もしますね。
それは人間の根本的な苦しみというより、
生きるうえでの精神的な苦しみだからかな。
一切の苦厄を渡したもうた。
度一切苦厄。
その答えが色即是空。
何も考えない「空」でいることが、
一番楽なのだろうなぁと、
病気の時にベッドで考えたりしたなぁ。
お手上げ・降参状態で術後しばらくは、
息をしているだけの欲もない、
「無」でありました。
苦しみが湧き出てきたのは、
これから先の人生を、
考えられるようになってから。
今まで生きてきた中で、
あの頃の無の私が本当の意味で、
一番苦から解放された、
「空」の状態だったのかも知れません。
そして最後に…
これらのことは、
私が経験し感じたものです。
自分自身の人生と、
仏教を照らし合わせただけなので、
間違えた解釈であるかもしれません。
ご了承下さい。
