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植物やお花に水を与えると、
玉響が美しく揺れて。




やがて儚い光の糸を残しながら、
ツッとおちる。








午後を過ぎると お日さまがまるで、

ふと何かを思い出したかのように、

ギラギラと燃え始めた。










まばゆい光は もう夏の陽射し。










今日のBGMはアコギ・ウクレレ・

マンドリン・パーカスが主の音楽に。









おかげでとても爽やかで涼しげ照れ










これで波の音が聴こえてきたなら、

最高だなぁと思い。





階段に腰掛けて。





目を瞑り海を頭に思い浮かべたら、

波の音が聴こえてきた。










私の頭に浮かんだのは沖縄の恩納村の海。




家族で毎年夏になると行っていました。




きれいだけど、
夕方になるとどこか寂しげで。








遠くで小さい頃の子たちの声が聞こえて来る。





いつの頃とか、

あの夏のあの時とかではなく、

いろんな笑い声や話し声。





それぞれの子たちの幼い頃の声。





「コマクサ あしたもみたいよー」


「せみのだっぴってなんてきれいなんや」


「ぬけがら きねんにもっとくねん」


「こーちゃんのマケや」


「ミルクのませてあげるから

ママいまはやすんでていーで」


「キンギョスクイ もーいっかい!

もーいっかい!」


「ママ!かきごおりたべてみぃ

あたまキーンやで はいアーン」


「おさかなさん すーいすい

おさかなさーん すーいすい」


「フーキ!こっち」


「ひろにい まってー」


「キョーリュー ガオオー」


「タガメつかまえたから

つれてかえっていい?」





夏に聞こえて来る子たちの幼い頃の声は、

何故か息子たちばかりだった…









いつのまにか、

こんな静かな夏が

当たり前になっていました照れ





子育てで辛かったことや、

悩んだりしたこと・悲しく思えたことや、

反抗期のことなど全て忘れた…





人の記憶や心は、

都合よく出来ているのだなぁ。









キラキラした目で、

クリクリっとした瞳で、

表情豊かでケラケラ笑っていた顔。





あの頃にはまさか、

こんなに遠く感じる日が来るなんて。





思いもしなかったな。





子の前では必死で心を鬼にしても、

陰で一人で泣いていたり。





溺愛して、

全て言う通りにしてあげたかったけど、

その方が楽な時も山ほどあったけどね。  





いつまでも私が生きている訳でもなく、

そばにいられる訳でもないし。




それが子にとっての

本当のしあわせではないから。 









子離れは、

辛い人生の修行だなと初めて気づいた時から、

もう何十年も経つけど、

未だに寂しいなんてね(笑)








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