15歳の私へ。
ただひたすらに、
ただ直向きに、
自分のやるべきことは何か?
愛されるためには、
まずは愛することから始めようと、
誰のことも好きでいられるために、
心をそちらへと持っていっていたね。
いくつものダンボール箱にいっぱいの、
毎日届くたくさんのファンの皆様からの、
熱いメッセージだけを励みにして、
不安な気持ちを解消。
毎晩遅く仕事から戻っても、
必ず読ませていただき、
頑張ろうと思っていた41年前の私。
小さな身体で頑張っていたね。
この先いろんな困難があっても、
貴女は乗り越えていけるから大丈夫だよ。
不安になっても大丈夫だと、
自分の力を信じて突き進めばいい。
最後にはしあわせになれるから。
55歳の私より。
今から思えば、
事務所の方針は正しかったです。
当時はとても厳しいと感じ、
他の事務所のタレントさんたちが、
とても羨ましく思いました。
中でも自分の荷物は必ず自分で持つこと。
重たいと思ったら、
地方出張の荷物は極力減らすこと。
身支度も何もかも、
自己管理は自分ですること。
芸能人である前に、
普通の15歳の女の子であれ。
スタッフから耳が痛くなるほど、
このようなことを言われ続けてきました。
そのような全てのことが、
今日まで私の精神を形成してきてくれたと、
とても感謝しています。
三つ子の魂百まで
ってこのようなことを言うのかな。
15歳の私を抱きしめて、
55歳の私は15日のアニバーサリーライブ。
ステージで歌います。